盛岡タイムス Web News 2013年  6月 30日 (日)

       

■ ミクロの世界を探求しよう 滝沢小6年生が顕微鏡で授業 

     
  ディスカッション顕微鏡で観察する滝沢小の児童  
  ディスカッション顕微鏡で観察する滝沢小の児童
 

 村立滝沢小学校(上野三士校長、児童880人)で27、28日、命の教育の一環でミクロの世界に触れる授業が行われた。講師を務めたのは元県立農業大学校顧問教授の加藤俊一さん(82)。27日は6年生2クラスの児童が顕微鏡を用いて、植物や動物細胞など肉眼では見られない世界を確認した。

  授業では同校が所有する20台の顕微鏡に加え、県立農業大学校から借りたディスカッション顕微鏡2台も用意された。5人が一度に同じものを観察できるディスカッション顕微鏡。児童は初めて見る機器を興味深そうにのぞき込んでいた。

  顕微鏡で観察したのは、バナナやムラサキツユクサの細胞のほか、田んぼなどで見られる緑藻の一種、ボルボックス。

  ボルボックスは、顕微鏡でのぞくと回転しながら動く様子が見られる。プレパラートの上を動くボルボックスに児童からは「すごい動いている」などの驚きの声が出た。

  高橋美蘭さんは「バナナとか普段食べているものに、あんなに小さな細胞があることが分かった」、伊瀬瑛美子さんは「食べ物や葉っぱにも全部生きている細胞があることを初めて知った」と観察を通して新たな発見をしていた。

  細胞を特定して遺伝子の存在を知ること、生命体のミクロの世界を丁寧に探索すること、レベルの高い生物教材に触れて科学への興味を持つことを目的とした同授業。加藤さんが上野校長の高校時代の先生だった縁で今回の授業が実現した。

  加藤さんは「人間にとって大切な植物が、どういうところでどういう働きをするかが分かる。子どもたちは自分の目で見たときにいろいろな反応をする。小学校段階では、あの時にあんなものを見たなと思ってくれるだけでいい。成長したときにそれが科学への興味につながる」と話した。


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