盛岡タイムス Web News 2013年  8月  7日 (水)

       

■  交流や普及に尽力 盛岡市 文化分野初の市民栄誉賞 高総文祭3連覇 岩手高囲碁将棋部


     
  盛岡市から市民栄誉賞が贈られる岩手高校囲碁・将棋部(同校提供)  
  盛岡市から市民栄誉賞が贈られる岩手高校囲碁・将棋部(同校提供)
 

 盛岡市の谷藤裕明市長は6日の会見で、同市の岩手高校(村井伸吾校長、生徒498人)の囲碁・将棋部(部員28人、顧問・藤原隆史教諭)に市民栄誉賞を授与すると発表した。1日に長崎県で開かれた第37回全国高総文祭の将棋部門男子団体で、県勢初の3連覇を達成した。表彰式については現在日程を調整中。同賞は過去に、スポーツ分野で2個人1団体が表彰されており、文化芸術分野は今回が初めてとなる。

  同部は高総文祭男子団体で2007年の3位から7年連続して表彰台に上っている。08年に初優勝を果たし、09、10年に準優勝。11、12年は再び優勝の栄冠に輝いた。大会での活躍などで、全国の高校将棋部や将棋ファンに知名度を広げ、実力が高く評価されている。

  1994年に将棋同好会として活動を開始した同部。放課後には「部室開放」と称して、市民が自由に来校して部員と対局できる活動を実施。老人クラブや子ども将棋教室にも積極的に参加するなど、市民との交流と将棋の普及にも努めている。

  谷藤市長は「岩手の多くのファンの期待に応え、盛岡の高校生の活躍を全国に知らしめた。東日本大震災津波の年からの連続偉業により、多くの県民に希望と勇気を与えた」と表彰理由を説明した。

  今大会の団体戦で同部は、三段の大桃康君(3年)、四段の櫻井飛嘉君(同)、四段の川又祐斗君(2年)のメンバーで臨み、各県の予選を経て出場した全国48チームの中から見事高校ナンバーワンに輝いた。

  大桃君は「この受賞は、偉大な先輩方や頼もしい後輩たちの努力のたまものだと思う。この受賞におごることなく、ネバーギブアップの精神を忘れずに、今後の活動を充実させていきたい」と気を引き締めた。

  櫻井君は「文化芸術分野で、初めてこのような賞をいただくことができて光栄。最高の環境を与えてくれた学校、顧問の藤原先生、コーチ、保護者などのたくさんの方々に感謝したい」とたくさんの支えに感謝した。

  川又君は「今回この賞をいただき、感無量。自分一人でできたわけではないので、部活の仲間たちや先輩方に感謝しつつ、これからも将棋や勉強など一生懸命頑張り、残された高校生活を満喫したい」と今後の活躍を誓った。

  自身も個人戦に出場した畑谷公太部長(3年)は「震災以降、部としてできることを真剣に考え、被災地での将棋教室などボランティア活動も並行して行うようになった。さまざまな方々と触れ合い、地元岩手に明るい知らせを届けたいと誓って大会に臨んだことが、結果に結びついたと思う」とコメントした。

  村井校長は「積極的な市民交流が認められたことをうれしく思う。本校の生徒や教職員も受賞を機にさらに地域に貢献できるよう研さん、精進したい」と受賞を喜んだ。


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