盛岡タイムス Web News 2013年  8月  21日 (水)

       

■  被災道路の復旧に遅れ 集中豪雨 件数多くめど立たず


     
   南畑小(写真右側)前で大きく崩れ落ち、写真左方向を流れる鶯宿川に土砂が流出した一般県道盛岡鶯宿温泉線(20日午後1時ごろ撮影)  
   南畑小(写真右側)前で大きく崩れ落ち、写真左方向を流れる鶯宿川に土砂が流出した一般県道盛岡鶯宿温泉線(20日午後1時ごろ撮影)
 

 9日の記録的な集中豪雨で被災した道路の復旧が遅れている。沿道から流出した土砂は除去され、応急復旧の済んだ道路も多く、県管理道路15路線20カ所のうち13路線16カ所で全面通行止めが解除されている(20日正午時点)。しかし、県管理でも片側交互通行や依然として通行止めが解除されない道路も3路線4カ所あり、すべて雫石町内の路線に集中している。復旧のめどが全く立たない市町道や農林道も数多く残されている。

 県管理道路(国道282、396、456号含む)で全面通行止めになったのは盛岡、八幡平、雫石、紫波、矢巾、花巻6市町内にあり、全15路線中11路線が盛岡地域。さらに全面通行止めが解除されない3路線(一般県道国見温泉線、同紫波雫石線、同矢巾西安庭線)はいずれも雫石町内。矢巾西安庭線は矢巾町も含まれる。

  全面通行止めが解除された路線でも、雫石町内にある一般県道盛岡鶯宿温泉線の南畑小学校前は片側交互通行が継続している。北側の半分以上が数十bにわたって崩れ落ち、脇を流れる鶯宿川まで土砂が流出。現在、仮復旧作業中で、今後の片側規制解除の見通しは立たない模様だ。

  雫石町によると、町道の被害は19日午後5時時点で累計297カ所。現在の通行止めは14区間(林道1区間を含む)に上っている。陥没が原因でう回路が用意されている区間、片側交互通行の区間が残っている。

  盛岡市建設部によると、市道は3路線が通行止めになり、うち盛岡工業高校そばの同市上飯岡2地割内の油田土沢線が落橋のため継続中。災害復旧の予算の充当を検討中で、査定作業が9月末と見込まれるため、復旧時期は未定だという。

  同市農林部によると、農林道も多数被害が出た。農道は手代森線で復旧の見込みが立っていない。林道については旧市全45路線のうち18路線が被災。このうち同市繋、根田茂、乙部、大ケ生など8路線が通行止めのまま。通行止め解除になった10路線も修繕などの実施時期は未定だという。

  紫波町では多くが発生翌日の10日までに通行止め解除になっている。現在も町道山王海2号線、町道西部開拓線の一部区間で通行止め、町道新山線で車線規制が継続している。矢巾町では19日午前10時時点で7路線8カ所で通行止めとなっている。


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