盛岡タイムス Web News 2013年  8月  26日 (月)

       

■  〈幸遊記〉138 照井顕 谷内誠のオーガニックな実践


 岩手で初めての開催となるオーガニックフェスタinいわて≠ェ2013年8月31日(土)、9月1日(日)、紫波中央駅前のオガールプラザで行われる。「食べること、暮らすこと、もっと大事にしたいから」と有機農法で作られた安心安全な農作物や、オーガニックな食材で作られた加工品。さらには住まいと省エネを学ぶオーガニックライフの紹介。プラス心のオーガニックとも言うべき音楽イベントまで提供するのは、まさに岩手ならではのこと。

  主催の中心になっている人物は、オーガニック建築設計を手がける、谷内誠さん(62)。彼は開運橋のジョニーにやって来るたび、あちらこちらのパンを手土産に持って来る。いつぞや麦≠ニいうパン屋の大好物クリームパンを持ってきてからは、僕はひそかに彼を無二の親友ならぬ麦のポン(パン)ユウ≠ニ言うことに決めた。

  彼の言う、住の隅々(炭)までの心遣い。天然素材を生かした住環境作りへのこだわりには頭が下がる。昭和26年盛岡に生まれ、盛岡工業高校から工学院大学建築学科(夜学)へ、働きながら通った。その学生時代に京都出身の同級生から教わったジャズ≠ノはまり、彼と共に京都のジャズ喫茶を巡り歩いた時、そのアンダーグラウンドな世界で経験したアンニュイ(倦怠感)は、まさに癒やしのようなエクスタシーそのものだった。

  以来「人間の体にダメージを与えない、真実、本物、自由な発想による、マクロビオテックな生活へとシフトを変え、平和な今日、弱い生き物を食べることは、人間のとるべき道ではないと思うようになり、草食男子となったら、体調もすこぶる良い」と言う。

  ある時、ジャズ喫茶で考えたこと「そうだ!昔は全てが一体だった!今は分離的な考え方が進んだために、さまざまなゆがみが出て、住いまでが病の元になってしまっている。それを戻すのには、やはり自分も革命を起こすことから始めなくてはならない!気付かせてくれたのがジャズ。そう!ジャズは音楽の革命だった」。オーガニックの世界もシェアは0.2〜3%。だからこそ彼は、自らの革命論を実践すべく行動を開始した「誠」の話!
(カフェジャズ開運橋ジョニー店主)


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