盛岡タイムス Web News 2013年  8月  30日 (金)

       

■  新中央消防署 16年5月運用 前田建設企業グループ落札 山岸出張所も同時整備


     
  新築移転される盛岡中央消防署のイメージ図(同署庁舎建設準備室提供)  
  新築移転される盛岡中央消防署のイメージ図(同署庁舎建設準備室提供)
 

 盛岡地区広域消防組合は、盛岡中央消防署新庁舎と山岸出張所庁舎の整備事業について、10月の組合議会定例会で契約議案を提出する。これに基づき2016年4月までに設計、建設が行われる予定。BTO方式と呼ばれるPFI事業として完成後の維持管理・運営も事業落札者が担い、期間は16年5月から36(平成48)年3月までの約20年間。事業費は建設や現中央署解体工事費を含め39億3千万円が見込まれている。

  内容は29日の盛岡市議会全員協議会で古舘謙護消防防災監が説明した。

  盛岡中央消防署は同市盛岡駅西通1丁目地内の盛岡駅西口開発地域に整備される。敷地面積4456平方bに鉄筋コンクリート造りで免震構造の新庁舎(地上6階)延べ床面積6870平方b、訓練塔(同5階)450平方b、鉄骨造りの車庫塔(同1階)190平方b。本体着工は事業者と協議の上、14年7月を予定する。

  組合では中央署が現在の同市内丸から同市盛岡駅西通に移転整備されるのに伴い、以前から常備消防が空白だった山岸地区への出張所を一体整備する計画を立てた。

  同出張所は同市山岸6丁目地内の敷地面積1574平方bに鉄筋コンクリート造り地上2階を整備。延べ床面積680平方b。建設に必要な盛り土は、中央署新庁舎整備で出る土が活用される。

  BTO方式では、事業者選定について、今年1月末に入札公告。総合評価一般競争入札方式で提案事業者を募った。7企業グループから提案があった。学識者や市、消防組合関係者で構成する選定委員会(委員長・谷津憲司東北工業大大学院工学研究科教授、6人)が5回の会合を重ね、7月19日に最優秀提案者を選定した。

  これにより組合は同31日、前田建設工業東北支店を代表企業とする6社で構成される企業グループを落札者と決めた。地元企業として東野建設、盛岡総合ビルメンテナンス、中居敬一都市建築設計が参加している。

  選定委では、機能や防災学習コーナーなどの定性評価点6割、価格評価点4割による総合評価点で評価。迅速な緊急出動が図られる機能、施設の使いやすさ、ランニングコスト、防災広報、三重窓による断熱性、省エネ・ライフサイクルコスト縮減など前田建設工業グループがバランスよく高い評価を得た。

  その結果、36年3月までの現在価値換算後の事業費は39億3千万円(換算前約49億円)で、組合直営による従来方式の約61億7千万円(同約50億5千万円)より財政負担額が11億1700万円、約22%の縮減が図られるという。


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