盛岡タイムス Web News 2013年  11月   5日 (火)

       

■  手話歌に思い込め 県大生と光さん  山田町のコンサートで披露


     
  光さん(後列中央)と山田町でのコンサートに出演する県立大「ひまわり」の学生たち  
  光さん(後列中央)と山田町でのコンサートに出演する県立大「ひだまり」の学生たち
 

 県立大手話サークル「ひだまり」の1、3年生有志は、17日に山田町で開かれる「ゆめ発信コンサート2013」で手話歌を披露する。同町出身の復興シンガーソングライター光(ひかる)さん(盛岡市在住)のオリジナルソング3曲を手話で表現。東日本大震災津波の復興へ「サークルとして支援できれば」と本番に備えている。

  出演はサークル約50人のうち篠原宏季さん(社会福祉学部3年)ら3年4人、1年3人の計7人。これに盛岡市西部公民館の手話サークル「そよ風」の大林英樹代表、演奏で岩手大ジャズ研究会の学生2人、光さんとパートナーの伴奏者大庭千秋さんの総勢12人。

  光さんが今年西部公民館で開いた復興歌詞集の巡回パネル展で大林代表と知り合った。これを機に二つのサークルと指導などで関係のある、県聴覚障害者協会の菊池るり子盛岡支部長が光さんの歌詞に手話をつけた。「光ファミリー」として、ひだまりの学生も加わってコンサート出演が決まった。

  準備は8月から開始。学生たちは既に光さんや「そよ風」、アイーナの手話サークル「銀河の会」と9月のふれあいランド祭、いしがきミュージックフェスティバルへ出演を果たしている。テンポの速い楽曲にも手話で対応している。

  篠原さんは「復興支援のために自分たちにできることは何だろうと考えた。手話でメッセージを伝えることができ、サークルとして支援することができるといい」と述べ、開催を楽しみにする。

  出演する学生の中には沿岸出身者もいる。大船渡市出身の村上智江鯉さん(同学部1年)は9月に出演できなかったが、今回は先輩らと練習を積んでいる。コンサートで初めて光さんの手話歌に挑戦する。

  「手話歌をするのはすごく楽しい。電車の中で音楽を聴きながら練習もしている」と話し、「山田町も同じ沿岸」と、手話で思いを届けたい考え。

  ゆめ発信コンサートは地元有志らが「YAMADAゆめ発信プロジェクト」(白土公太会長)を組織して企画。昨年に続き2回目。ゆかりのあるアーティストが出演する。会場は同町中央公民館大ホールで午後1時開演。入場は無料。

  光さんは今回初出演。「手話の力を借りて、より思い出に残るステージを届けたい。手話で歌のメッセージが倍増する。大きい舞台なので、より印象に残るよう大応援団でと考えていた。個人的には娘が大学1年生なので学生たちとは親子共演の気持ちでアットホームな温かいものを届けたい」などと話していた。


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