盛岡タイムス Web News 2013年  11月   15日 (金)

       

■  オヤマダエンジニア 500`hの木質ボイラー開発 需要増でエコモスを大型化 蓄熱効率をアップ 設置スペースも削減


     
  オヤマダエンジニアリングが新開発したエコモス500`hを見学する参加者  
  オヤマダエンジニアリングが新開発したエコモス500`hを見学する参加者
 

 含水率が高いチップでも燃焼可能な木質チップボイラー「エコモス」を、開発・販売しているオヤマダエンジニアリング(本社・盛岡市本町通、細矢雄二代表取締役社長)は、燃料費の高騰や事業所からの需要増加を受けて新たに500`hの大型ボイラーを開発した。同市玉山区の関連会社で14日、見学説明会が開かれ、林業や自治体などの関係者ら約30人が新製品の説明を聞いた。

  一般的に森林から直接出てきた木材や製材工場で乾燥させる前の端材から出てきたチップは、水分が非常に多いだけでなく、含水率にばらつきがあるため燃焼が難しい。同社のエコモスは、チップを乾燥させながら燃焼させることで、含水率の高さやばらつきの影響が少ないのが特徴。同社では2005年に100`h、200`hのエコモスを県と共同開発し、販売してきた。

  年数を経るごとに、100`hよりも200`hの需要が高まり、200`hでも複数台の設置を望む声が増えてきた。複数台のボイラー設置では、設備費や建築費が掛かる。石油ボイラーの燃料高騰などもあり、近年は設計事務所等から500`h級の引き合いが多くなってきた。こうした需要の高まりを受け、同社では11年度、12年度で500`hボイラーの製品開発を行った。

  500`h製品は、約4千平方bの暖房に対応。200`h2台以上を使用していた施設へも1台の設置で済むため、設置スペースを削減できるとともに、機器のイニシャルコストを安く提案できる。

  さらに放熱ロスを従来よりも抑えることで、蓄熱効率が上がり、100`h、200`h製品に比べて含水率が高くてもチップが燃えやすい。同社の新里光男専務取締役は「一気に水分の多い燃料が入ると継続して燃焼できない。500`hについては蓄熱が大きくなったことで少々含水率が高くても一度着火してしまえば問題ない」と話す。

  同社では今後、温泉施設や高齢者福祉施設など、年間を通して暖房や風呂などの使用頻度が高い施設への導入に期待している。


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