盛岡タイムス Web News 2014年  2月 1日 (土)

       

■ 雫石高郷土芸能委員会 台湾でよしゃれ演舞 5年ぶり海外8人を派遣 県観光PR団に抜てき

     
  表現力と完成度の高い演舞は日頃の努力のたまもの  
  表現力と完成度の高い演舞は日頃の努力のたまもの
 
     
  観光PR団として台湾に渡る雫石高郷土芸能委員会の3年生  
  観光PR団として台湾に渡る雫石高郷土芸能委員会の3年生
 

 雫石町柿木の県立雫石高校郷土芸能委員会の3年生8人は9日から11日まで台湾に渡り、町指定無形民俗文化財の雫石よしゃれなどを現地で演舞する。県主催の台湾観光プロモーション事業(台湾青少年交流による観光交流人口拡大事業)の観光PR団として渡航。10日に台北駅構内で伝統芸能を演舞し、岩手や雫石をPR。11日には台北市内の高校生と交流する。

  台北駅では雫石よしゃれをはじめ、同校に代々受け継がれている参差踊りの計10演目を演舞。1回のステージは約20分間で、最低4回のステージをこなす。同校のほか、普代村の荒磯太鼓や盛岡さんさ踊りも登場する。台湾では「あまちゃん」が放送中で、久慈市の観光関係者らも渡航。約30人のPR団として、岩手の観光につながる種をまく。

  太鼓の山津田啓太副委員長は「高校生らしい笑顔を大事にして踊りたい」、唄の堂前達哉君は「独特の節など地域の人から教えてもらったことがあるので本番でしっかり出せるようにしたい」と話す。踊りの菅原万帆子副委員長は、雫石よしゃれで三味線を担当。「三味線でよしゃれは難しいが、練習を積んでうまく入りたい」と見せ場を作り、観衆の心をつかむ。

  沼田珠里委員長は「震災がなければドイツに行けたと聞いていたので、いつか海外で踊りたいと思っていた。昨年、雫石に台湾の方々が来た時、積極的にアピールしたら行けることに決まった。雫石の伝統の奥深さが伝わる踊りにしたい」と意気込む。

  同委員会の前身は、1977年に発足したよしゃれ研究会。92年に生徒会委員会の一つとなり、翌93年に郷土芸能委員会に改称。昨年の第37回全国高総文祭郷土芸能部門では、優秀賞の文化庁長官賞を受賞した。海外での演舞は2009年のトルコ以来5回目。台湾は05年以来2回目となる。

  阿部恵子顧問は「普段の笑顔を心掛けて踊り、台湾の皆さんに思いが伝わればいい。生徒には発信する楽しさを感じてもらいたい。現地で得るものはたくさんあるはず。大きなチャンス」と成長を期待している。

 


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