盛岡タイムス Web News 2014年  2月  9日 (日)

       

■ 西バイパス ロードサイドの商圏動く 開通で都南から盛南 
交通量にも変化、4号減少

     
  昨年末に全通して大型店の進出が加速する盛岡西バイパス  
 
昨年末に全通して大型店の進出が加速する盛岡西バイパス
 

 盛岡市の国道46号西バイパス開通による周辺の道路交通の変化に伴い、市内の商圏に移動が起こっている。国土交通省の調べによると、国道4号三本柳交差点付近はバイパス開通後、全車交通量が8%減少した。開通を見越してバイパス沿いには多くの店舗が進出した。今後はロードサイドの商圏が、都南地域から盛南地域にシフトするとみられる。

  盛岡西バイパスは全長7・8`。国道46号のイオンモール盛岡付近から南に折れ、太田・本宮方面に向かってカーブを描き、盛南地域の中心で南に折れ、盛岡南インター付近で県道と接続する。昨年12月21日に全線開通した。

  国土交通省岩手河川国道事務所は開通4日後に周辺の道路交通の変化を調査した。午前7時から午後7時までの交通量を調べた結果、西バイパスを2万1200台が通り、国道4号は2万5600台で8%減少した。バイパスと並行する県道や、開通前の代替道となっていた市道を合わせると、周辺道路の交通量は26%減少した。同事務所調査第2課の佐々木耕嗣課長は「開通直後に調査し、供用開始後4日ほどで、もの珍しさで通った人も多かったと思う。今後も交通状況の変化を見ていきたい」と話し、開通効果に注目する。

  調査が行われた三本柳交差点は、大手スーパーを核に1980年代から盛岡の代表的なロードサイドの商業地として発展してきた。

  現在は家電量販店のケーズデンキ盛岡南店が核店舗になっている。西バイパス開通について、同店の澁谷良治店長は「4号の混雑は解消しているが、店にどのような影響があるかはまだ分からない。家電は消費税の駆け込み需要もある時期だが、西バイパス開通が、来客を増やす環境をつくるということはないのではないか」と話す。

  同市下飯岡の産直サン・フレッシュ都南店の川村成志直売部長は「西バイパス開通で来客が減少すると懸念したが、12月は前年に比べて3%アップし、1月も同じくらいだった。落ち込む予想をしていたのに伸びたのは、バイパスができて道案内しやすくなったから。バイパスを突き当たってすぐ横に見えると言えば分かりやすい」と話す。同店は調査によると交通量が大きく減少した市道沿線にあったが、バイパスを含む全体の増加が客足を増やした。

  西バイパス沿いの306街区にはホーマック、トライアルなど県外資本の大型店が進出し、新しい商業核を作っている。街区の一画に出店を募る盛岡市の商業施設出店企画コスモプランニングの荒谷紘一社長は「従来4号にあった店の多くが盛南に移っている。車の流れや人の流れが変わり、道路が良くなり、地元の店も盛南に良いところがあれば店を出したがっている。土地は少なくなり高くなり、空いているところは少ないので、地域全体に役立つような施設も必要になってくるのではないか」と話している。


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