盛岡タイムス Web News 2014年  3月  10日 (月)

       

■  灯籠に復興と追悼の願い 震災からあすで3年 盛岡市内で祈りの灯火



     
  追悼や復興の思いを込めた灯籠が並べられた祈りの灯火会場  
  追悼や復興の思いを込めた灯籠が並べられた祈りの灯火会場
 

 東日本大震災津波から、あすで3年を迎える。被災地では一部で仮設住宅から復興住宅への移転も始まるが、高台移転など復興に向けた動きは、これから本格化する。盛岡市内では震災から3年目となる3月11日を前に9日、盛岡城跡公園や中の橋下流河川敷などで祈りの灯火2014(盛岡広域首長懇談会主催)が行われた。震災で犠牲となった人を追悼するとともに、復興に向けた願いを込め、灯籠に明かりがともされた。11日は、県内各地で発生時刻の午後2時46分に合わせて追悼式典が行われる。

  祈りの灯火2014には、遠くは沖縄県など全国各地から約1万1千個の灯籠が寄せられた。もりおか歴史文化館前、河川敷の会場にはメーンとなる牛乳パックの灯籠のほか、宮古市田老地区で震災前から親しまれてきた田老式夢灯り、鉈屋町でお盆に飾られるまわり灯籠、キャンドルなども並んだ。

  同懇談会会長の谷藤裕明市長は「全国各地から本当に多くの思いを込めた灯籠が、この会場に寄せられている。皆さんの思いや活動が復興を推し進める大きな力になるものと確信している。きょうは、灯籠の明かりを見ながら皆さんとともに震災で亡くなられた方に思いをはせ、復興への誓いを新たにしたい」と話した。

  会場の灯籠一つ一つには、希望や祈り、復興などの文字、さまざまな絵などが描かれていた。集まった市民やボランティアは、犠牲者への追悼と復興への願いを込め、灯籠に火をともした。県立不来方高音楽部、盛岡市立大宮中吹奏楽部などによるステージ演奏も行われた。

  祈りの灯火実行委の立花有彩委員長(県立大2年)は「震災から3年がたち、風化が言われているが、このイベントを通していろいろな人がいろいろな形で被災地に思いを寄せている。県外からも去年を上回る約2千個の灯籠が寄せられた」と全国からの思いを受け止めた。 

  11日は県・山田町合同追悼式が同町中央公民館で午後2時30分から実施される。式典では、天皇皇后両陛下御臨席の国の追悼式を中継。沿岸11市町村でも、追悼式やメモリアルイベント、復旧・復興・躍進への集い、復興講演会を開催する。ヨーロッパおよび被災3県の5カ所で同時に犠牲者の慰霊と追悼を行う3・11追悼式も行われ、本県では平泉を会場に中尊寺本堂で山田貫首による法要などを実施。陸上自衛隊第9師団は、震災当時活動した地域へ各部隊の自衛官約2360人が赴き、追悼を行う。

  内陸では、盛岡広域首長懇談会主催の東日本大震災3周年行事「復興への誓い」が午後2時15分から盛岡市民文化ホール大ホールで開催される。式典に続き、同3時10分からの復興祈念イベントでは、IBC岩手放送の加藤久智氏による講演「ラジオが伝えた3・11」、住民参加で制作した復興を祈念する歌を演奏する盛岡広域8市町参加企画「未来へ届ける歌」を行う。


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