盛岡タイムス Web News 2014年  3月  21日 (金)

       

■ ふるきに学び新しき知を 県立大で卒業式


     
  中村学長から卒業証書、学位記を手渡される細沼さん  
  中村学長から卒業証書、学位記を手渡される細沼さん
 

 県立大(中村慶久学長)の学位記授与式が20日、盛岡市の盛岡市民文化ホールで開かれた。大学、大学院、短期大学部の計590人が、最高学府を巣立った。

  中村学長が看護学部、社会福祉学部、ソフトウェア情報学部、総合政策学部の各部の総代に卒業証書と学位記を手渡し、「入学の1年後に震災に遭遇した。皆さんの中にも被害に遭われ、悲しい思いをした人が多数いる。発災直後の混乱の中で被災地支援に立ち上がった多くの学生に頭が下がり、うれしく誇らしく感じた」と式辞を述べた。

  その上で、「はなむけの言葉を送る。論語の中にある温故知新。未来に進むため過去に学ぶこと。学問は先人の経験や体験に基づく考え方を体系化し、理論的に整理したもので、それを学ぶことが温故。過去の失敗を繰り返さず、直面する課題を的確に解決し、新しい知識を加え、新発見や夢の実現が可能になる。それが知新」と述べ、不断の学究を求めた。

  総合政策学部の細沼由羽紀さんが「つらい経験から多くの学友が立ち上がり、被災地支援にあたる姿を間近に見て、自分なりに考えて行動した。生まれ育った岩手に学ぶ者として、降りかかる試練を乗り越え、地域に貢献する力に変える使命を感じた」と卒業生を代表して誓った。

  達増知事は「ここで学んだ皆さんが岩手の未来を切り開く主役として活躍することにより、多くの県民に明るい希望を与えてくれることを期待している」と送り出した。千葉伝県議会議長が祝辞を述べた。



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