盛岡タイムス Web News 2014年  3月  26日 (水)

       

■  雫石スキー場からエコパワー プリンスホテル 一般家庭350世帯分売電


     
  雫石スキー場に建設する大規模太陽光発電施設の完成予想パース  
  雫石スキー場に建設する大規模太陽光発電施設の完成予想パース
 

 雫石町西根の雫石スキー場を経営するプリンスホテル(東京都、小林正則社長)は、同スキー場ゴンドラ駅舎前の駐車場内に大規模太陽光発電施設を建設し、10月から発電事業を始める。発電容量は約1・3メガh、年間発電量は一般家庭約350世帯分の消費電力に相当する約127万`h時を予定。施設の運営は同社が行い、発電した電力は東北電力に全て売電する。施設内には岩手山を望む見晴らし台と発電状況が分かる掲示板を設置し、環境学習の場として町民らに開放していく。4月に着工し、総工費は約4億3千万円。

  名称はプリンスエナジーエコファーム雫石。面積は2万800平方bで、1600台分の駐車スペースを充てる。設置パネル数は約4600枚。年間の発電売上額は約5080万円を見込む。CO2の削減量は年間約400dで、スギの木約2万9千本の植林効果があるという。

  同社は2012年施行の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用し、新たなビジネスモデルの育成、保有資産の有効活用の観点から発電事業に着手。同町での計画は国内で5カ所目、西武グループとしては8カ所目となる。

  同町は冬場の降雪を加味しても、太陽光発電の条件が十分にそろっていると判断。送電関係では、1993年の第32回アルペンスキー世界選手権の配電線が活用でき、大規模工事の必要がない点からも事業適地となった。

  同社フロンティアビジネス事業部の横山光雄部長は「メガソーラーという枠を超え、教育旅行などの商品も考えたい」と関連のホテルやレジャー施設と連携した観光の活性化も展望する。

  深谷政光町長は「当町は自然エネルギーの資源が豊富にあり、町にとってもありがたい計画」と歓迎している。同町へのメガソーラー立地は3件目。


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