盛岡タイムス Web News 2014年  3月  29日 (土)

       

■ 鶴ケ池の連続性確保へ橋脚 本丸二階櫓などは22年度以降整備 お城を中心としたまちづくり懇


     
  事業計画の見直しなどについて協議したお城を中心としたまちづくり懇話会  
  事業計画の見直しなどについて協議したお城を中心としたまちづくり懇話会
 

 お城を中心としたまちづくり懇話会(倉原宗孝委員長)は28日、もりおか歴史文化館で開かれ、お城を中心としたまちづくり計画の事業計画の見直しと今後の取り組みについて協議した。2014年度は、中期的(14年度から18年度)以降の事業計画の詳細なスケジュールを精査し、追加・新規事業を盛り込んだ改訂版を策定する。

  追加・新規事業のうち、鶴ケ池の連続性確保事業は、史跡盛岡城跡整備基本計画を踏まえ、近代公園としての風致を向上させるため道路で分断されている鶴ケ池の連続性を再現する整備を行うもの。戦前は橋が架かり、池が連続していた鶴ケ池。市では22年度以降に現在、道路の部分を橋脚にする方向性で考えている。

  このほか、追加・新規事業では、公園利用者などの利便性や安全性を高めるため、園路・トイレなどをはじめとする施設整備を進める「公園整備事業」、中心市街地活性化区域内を中心として橋りょうのほか既存の融雪区間と連続するように歩道への融雪施設を整備する「歩道への融雪装置設置事業」などに取り組む。

  13年度から実施中の史跡保存整備では、各種調査成果などに基づき、城郭遺構の復元など整備内容の検討を行うとともに整備工事の推進を図る。早ければ16、17年度に三ノ丸不明門石垣を復元整備するほか、22年度以降に本丸二階櫓(やぐら)、吹上門、本丸百足橋および廊下橋、枡形および土塁などの復元整備を実施。現在、盛岡城古写真など限られた資料しか残っていない三重櫓(天守閣)については、別角度で撮影した写真や寸法などが分かる図面がそろえば34年度以降に復元整備が予定される。

  委員からは「盛岡で何を見るかというと、もりおか歴史文化館はあるが、そこで終わってしまう。(城郭など)何か一つあれば。誘導できるところがないのが残念」と三重櫓を含めた城郭遺構整備の必要性の意見が出された。

  公園みどり課の三浦陽一文化財主査は「基本計画で挙げたものについては実現を目指して取り組みをしていきたい」と説明。三重櫓については「今までも建物の資料がないか、いろいろなところに声を掛けたが、なかなか集まってこなかった。海外に資料がある可能性もなきにしもあらずなので、多方面に声を掛けながら、まずは何らかの復元はする方向で計画的にはまとめている」とした。
 


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