盛岡タイムス Web News 2014年  3月  30日 (日)

       

■ なかったのが不思議 わんこきょうだいの椀完成 お披露目兼ね大会 あなたの“そば”に浄法寺塗

     
  5兄弟をモチーフにしたわんこきょうだい椀  
 
5兄弟をモチーフにしたわんこきょうだい椀
 

 岩手県のキャラクター「わんこきょうだい」をモチーフとした漆塗りの椀(わん)が浄法寺漆産業(盛岡市、松沢卓生社長)から発売された。わんこきょうだいは、わんこそばと本県が生産量日本一の漆を使った漆器を掛け合わせたキャラクター。お披露目会を兼ねたわんこそば大会が29日、同市中ノ橋通の東家本店で行われ、参加者はかわいいキャラクターが描かれた本格的な漆器でわんこそばを味わった。

  わんこきょうだい椀は、ミズメザクラの木地に浄法寺漆が塗られた外黒内朱の本格的な汁椀。県内5エリアを代表する食材を盛りつけた「そばっち」「こくっち」「とふっち」「おもっち」「うにっち」の5兄弟のバリエーションがあり、花巻市の蒔絵(まきえ)師によりかわいらしい目と口が描かれている。サイズは、外径126_×高さ71_の大と外径110_×高さ62_の小の2種類。

  お披露目会の会場には、胴体部分の描かれた紙の台座にわんこきょうだい椀が並べられた。わんこそば大会では、各兄弟で表情が微妙に異なる椀を使って、参加者が30分間のわんこそばに挑戦した。愛嬌(あいきょう)のある表情の椀と応援に駆け付けたそばっちの声援もあり、参加者の食も進んだ。

  83杯を食べて子どもの部で優勝した盛岡市の小暮香乃さん(小学5年)は「笑っているところとか、本物もかわいいが、お椀にするとさらにかわいい」とわんこきょうだい椀を気に入った様子。姉に負けず、35杯、40杯をそれぞれ平らげた太一君(2年)、洸二君(1年)の兄弟も「本物のそばっちよりもこっちの方がかわいい。そばっちは盛岡駅で見たことがある。お椀になるのは面白い。家でも使って食べたい」と話した。

  わんこきょうだいのデザインを手掛けたオガサワラユウダイさんも大会に参加。「自分の作ったキャラクターがみんなに愛されているのをじかに見ると、作者として本当に喜ばしい。今回は漆器で、わんこきょうだいの椀を作り、わんこそばで皆さんをおもてなしする。これがリアルなそばっちだと思う」と椀の完成を喜んだ。

  松沢社長は「日本一の漆の生産地、わんこそばというおもてなしの文化の二つの融合でキャラクターが生まれたということで、わんこきょうだいは岩手らしさを強調している。本格的な浄法寺の漆を使った他の漆器にも引けをとらない立派な椀。椀というと敷居が高い、使いづらいというイメージがあるが、キャラクター性を持たせることで親しみやすい椀として普段から日常的に家庭でも使ってもらえれば」と利用を呼び掛けた。

  わんこきょうだい椀は、29日から予約を開始し、6月下旬頃からの一般販売を予定する。価格は大がふた付き1万3千円、ふたなし8900円、小がふた付き1万1千円、ふたなし7900円。初回限定として、お椀の中に丸めて入れることでわんこきょうだいが出来上がるわんこふきんも付録される。

  わんこきょうだい椀は、東家でもモニターとして修学旅行生の来店時や子供会行事などで使用していく。

  わんこきょうだい椀に関する問い合わせは浄法寺漆産業(電話656−7829)まで。


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