盛岡タイムス Web News 2014年  6月  16日 (月)

       

■  自転車快走の商店街へ 盛岡市大通 6月下旬からブルーゾーン供用へ


     
   自転車の快適な走行を図るためブルーゾーンを整備中の大通(6月9日撮影)  
   自転車の快適な走行を図るためブルーゾーンを整備中の大通(6月9日撮影)
 

 盛岡市は自転車の快適な走行を確保するため、同市大通の市道内丸大通三丁目線に青色に色分けした自転車走行空間(ブルーゾーン)を整備している。ブルーゾーンが整備されるのは、大通のサンビル前からセブンイレブン前までの延長576b区間の両側。同路線の舗装改築工事に併せてブルーゾーンを表示し、早ければ6月下旬からの供用開始を予定する。市は2015年度には、亀が池前から東北銀行本店前までの区間の整備も検討している。

  大通では1988年12月にパーキングチケット導入に合わせて、車道と歩道の間に自転車が走行しやすいように段差のある路肩が設けられた経緯がある。今回の整備は、道路交通法上の自転車専用通行帯(自転車レーン)ではなく、あくまでも車道の一部を自転車が走行しやすいように明示するもの。従来、歩道側に迂回して走行していた駐車区画を歩道側に寄せ、自転車が直進に近い形で走行できるようにする工夫を凝らした。

  自動車の乗降車時に自転車との接触を避けるため、駐車区画ではブルーゾーンとの間に一定程度の距離を設けた。駐車区画があるエリアでは、両側にブルーゾーンができることで、車道幅が従来よりも狭く感じられるようになるが、基本的にブルーゾーンも車道の一部なので自転車の走行に注意をしながら走行できる。

  同市は市民が誰でも気軽に利用できる交通手段として自転車を位置づけ、利用促進を図るため2007年に自転車条例を制定した。条例の基本方針の一つに、自転車が利用しやすい環境整備がある。08年には社会実験として現在のセブンイレブン前から映画館通りとの交差点までの左側の路肩を青色に塗った。

  実験の結果、歩道を通行する自転車が34%から24%に減少したほか、青色を塗ることで路肩に進入する自動車・バイクも1466台から150台に減少した。一方、道交法の規定では車道の左側を通行しなければならないが、片側だけに青色を塗った路肩ができたことで右側通行(逆走)が16%から19%に増加した。

  13年12月の道交法の改正で、自転車についてこれまで規定がなかった歩道がない場合の車道に引かれた白線の外側「路側帯」の右側走行も禁止された。今回の整備では、車道の両側にブルーゾーンを設けるだけでなく、現在は駐車区画の始点と終点にのみ表示している走行方向を示す矢印を、ゾーン全体に矢羽根で示した。これにより、自転車運転者が走行方向を視認しやすくなり、逆走が減ると市では考える。所々に自転車が走ることを表す自転車マークも設置する。


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