盛岡タイムス Web News 2014年  8月  4日 (月)

       

■  サイクルショップナカハタ(高松) 中古も新品同様に 自転車愛注ぐオーダーメード 親子2代 職人の遺伝子


     
  サイクルショップナカハタの創業者剛一さん(左)と2代目明彦さん  
  サイクルショップナカハタの創業者剛一さん(左)と2代目明彦さん
 

 盛岡市高松のサイクルショップナカハタは、親子2代で中古自転車の再生、自転車のオーダーメードに取り組んでいる。中古自転車は一度解体してから、さび落としや再塗装をし、新しい自転車に生まれ変わらせる。新品も扱っているが、仕入れたままで店頭には置かないこだわり。そして、自転車愛が募りに募って始めたのは自転車のオーダーメード。「お客さんに長く快適に乗ってもらいたい」を第一に、職人の目と技で自転車ユーザーの強い味方になっている。

  同社は1952年、矢巾町で主にバイクの販売、修理の店として創業。中畑剛一さん(79)が一代で築き、現在地の高松に移転してからは約40年になる。

  「1台1台、時間はかかるが、そうしないとお客さんに申し訳ない」。中古自転車を扱うようになると、一度解体し、部品一つ一つのさびを落とし、必要に応じてタイヤやグリップなどの部品を交換。きれいに塗装し直し、新品同様の状態まで再生させた自転車を「中古」として売るようになった。

  中古自転車を解体し、また組み立てる作業を繰り返す中で、平成の時代に入り、自転車のオーダーメードに行きつく。メーカーとは一味違った、町の自転車屋さんならではの発想で作る自転車。好みや予算、サイズによって、新品や中古の部品を組み合わせて、この1台を作り上げていく。

  フレームをはじめ、車輪のスポークやブレーキ、ベルやサドルなど、好みの部品は一つ一つ探してくれる。例えばフレームは素材のほか、パイプの結合手法まで相談できる。

  「海の方にお住まいの方は、塩害に強いチェーンを選ぶ。チェーン一本とっても奥深い」と剛一さん。塗料の色は原色で80色ほど。白やメタリックの塗料を原色に加えると、さらに色味の幅が広がる。

  「何よりもお客さんに長く快適に乗ってもらいたい。メンテナンスは無料でやってきた。うちの自転車を購入し、10年以上乗っているお客さんが多い。うれしいこと」と目を細める。

  2代目の明彦さん(49)は「さび取り、やすりがけ、車輪磨きなど細かい工程が多いので、ゆくゆくは障害者の皆さんを雇用し、お客さんの注文に応えていけたら」と話している。

  中古自転車は5千円から、オーダーメード自転車は2万5千円から。サイクルショップナカハタは、盛岡市高松3の6の25、電話662―3834。



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