盛岡タイムス Web News 2014年  9月  2日 (火)

       

■  ベルプラス アークス(札幌)に経営統合 グループで県内トップシェアへ 地方スーパーで「勝ち組の集まり」


     
   三浦紘一アークス会長、横山清同社長、遠藤須美夫ベルプラス会長、澤田司同社長(右から)  
   三浦紘一アークス会長、横山清同社長、遠藤須美夫ベルプラス会長、澤田司同社長(右から)
 

 盛岡市羽場のベルプラス(澤田司社長)と札幌市のアークス(横山清社長)は1日、経営統合した。ベルプラスは、株式交換によりアークスの100%子会社になり、アークスグループ12社に名を連ね、新たなスタートを切った。

  横山社長はベルプラス副会長、遠藤須美夫ベルプラス会長はアークス取締役執行役員をそれぞれ兼任する。統合後もベルプラスの社名、店舗数(25店)、従業員(1683人)は継続。ベルプラスは2年以内にジョイスとの合併を予定しており、生き残りを懸け、さらなる挑戦を続ける。

  アークスは2011年9月に八戸市のユニバース(三浦紘一社長)、12年9月に盛岡市東安庭のジョイス(小苅米秀樹社長)を相次いで経営統合。今回の経営統合で、岩手県内での店舗は69店となり、県内でのシェアは、40%を超しトップとなる。アークスは、来期売上高を約4800億円に見込む。1兆円構想も掲げ、M&A(合併・買収)も視野に入れており、再編はさらに加速しそうな勢い。

  同日、盛岡市内のホテルで開かれた記者会見には、ユニバース社長の三浦紘一アークス会長、横山社長、遠藤会長、澤田社長4人が出席。三浦会長は「岩手県内でアークスがトップシェアを持つ。しかし全国チェーンの大手も出店攻勢を強化しており、厳しさが増す。当面は、県内のアークスグループ3社が、切磋琢磨(せっさたくま)し合いながら、シェア40%確保を続けたい」とシェア維持に期待を寄せた。

  横山社長は「当グループは、勝ち組の集まり。決して救済策でない。ベルプラスとは、信頼関係で結ばれている。ただ、国内大手2強には、まだ及ばない規模。人口減少が進む中で、オーバーストアの状況。これからが、大きな分かれ目。勝ち組同士が、手を組み、地産地消などを推進しながら、各地域でのシェアを高め、維持する努力が必要」と強調。

  その上で「東日本をエリアに1兆円規模を目指す。すでに、当社にコンタクトする地場スーパーもある。10月には大船渡のマイヤが中心になり、新たなグループが立ち上がる。大いに結構なこと」と今後の構想に触れた。

  遠藤会長は「岩手県内で生き残るためにドミナント化が必要。そのために、アークスに入れてもらうことにした。当社の目指す流れから考えても、自然な選択。もう一つは、世の中の変化に対応するため」とアークス入りの理由を挙げた。

  ジョイスとの合併に関しては、「配送センター、コンピューターシステムなど共同化できる。既存の店舗の集約化もできるなどメリットがある。業態の整理などの課題もあるが、前向きに進めたい」と話した。澤田社長は「3月にアークス入りを発表してから、良い動き」とコメントした。


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