盛岡タイムス Web News 2014年  9月  6日 (土)

       

■ 竹下復興相 改造内閣の指針示す 集中期間後の財源前向き


     
  達増知事と会談する竹下大臣(右)と小泉政務官(左隣)  
  達増知事と会談する竹下大臣(右)と小泉政務官(左隣
 

 第2次安倍改造内閣の竹下亘復興大臣は5日就任後初めて来県し、盛岡市内で達増知事との会談や岩手復興局職員へ訓示を述べた。竹下大臣は2015年度までとなっている集中復興期間以降の財源確保について「必ず最後までやり遂げるので心配しないでほしい」と前向きな姿勢を示し、15年度に事業進ちょくのレビュー(事後点検)をする考え。同日は改造後も留任し、本県担当になった小泉進次郎大臣政務官も同行した。

  竹下大臣は島根2区選出の衆院議員5期。竹下登元首相と異母きょうだいで秘書も務めた。生活の党代表の小沢一郎衆院議員は「義理の兄」に当たるという。本県へは小沢氏の応援に10〜20回訪れたことがあり、東日本大震災津波後は同日が初来県となった。

  岩手復興局職員への訓示で「皆さんは戦友であり仲間。思いを共有して頑張ろう。復興は一人ひとり事情が違う。岩手の沿岸は田舎。私も田舎者。田舎の被災で人が帰ってくるかどうかは都会と全く違う。どう生業・生活を成り立たせるか、地域のつながりを復活させるかは並大抵ではない。そこまでやらないと、復興の目標はそこにある」と説いた。

  15年度以降の財源について「(達増知事から)集中復興期間後の財源措置について、しっかりと対応するよう要望を受けた。現在15年度の概算要求が終わったばかり。15年度中のどこかの時点で事業進ちょく状況について何がどこまででき、できていないか、今後何が必要かをしっかりレビューして対応したい。それで復興が打ち切りになることはない」と強調した。

  達増知事は会談後取材に応じ、竹下大臣から集中復興期間延長という制度論への直接的な言及はなかったものの、「5年で終わりではなく、必要な分は財源を確保すると話され、6年目以降も力強い手応えを感じた。スタート(就任)時点でそういう方向性を持っていただいているのはいい」と述べた。

  復興相が3代目になって被災県以外出身になった点を問われ、「復興大臣は調整力のある大物がなるのが望ましい。政府与党内で実力があり調整力のある竹下氏は大臣としていい。地元の声に耳を傾けてくれる姿勢を感じた。地元から情報を伝え、必要なことを求めれば、政府与党での調整もしてくれるのでは」と期待を寄せた。

  小泉政務官は訓示で「大臣を先頭に副大臣、政務官の私を含めて一丸となって支えれば、きっと岩手、被災地に信頼を得る評価が下されると確信している」と述べた。
 


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