盛岡タイムス Web News 2014年  9月  19日 (金)

       

■  32年前の自分と対面 土淵小 創立100周年時の在校生 母校でタイムカプセル開封


     
  タイムカプセルの開封を見守る土淵小の当時の在校生ら  
  タイムカプセルの開封を見守る土淵小の当時の在校生ら
 

 盛岡市立土淵小(佐々木健校長、児童380人)に、1982年当時在籍していた児童が埋めたタイムカプセルが18日、同校体育館で開封された。開封式には当時の在校生や教師、保護者ら約70人のほか、同校の6年生児童68人が参加。開封されたタイムカプセルからは、懐かしい品々とともに、当時の児童が描いた将来の夢や希望があふれた。

  タイムカプセルは、同校の100周年記念事業の一環で、PTA教養部が中心となり32年前の82年9月18日に校舎と旧体育館の間に埋めた。当時の在校生の子どもが同校に入学する時期を想定し、約30年後の開封を予定。今年5月に旧体育館の取り壊しに伴い、掘り起こされた。

  開封式では、参加者が見守る中、タイムカプセル開封実行委員会(佐々木真也委員長)がタイムカプセルのふたを開けた。中からは30年後の自分自身にあてた当時の在校生の作文や合唱のテープ、使用していたランドセルなどが出てきた。当時の雑誌、カップ麺、おもちゃ、新聞など時代を感じさせる品々もあった。中身とともに、参加者の思いも約30年前に戻ったようで、同級生らと楽しそうに当時を懐かしんでいた。

  奥州市から駆け付けた佐熊(旧姓・伊東)真由美さん(42)は、5年生当時の作文に書いた夢を実現させた。「なんて書いているのかなと思って作文を広げた。看護婦さんになりたいと書いていたが、今看護師になっている。きょうは同級生にも会い、先生の姿も変わっていないし、親たちの顔も分かるので懐かしい。お盆には帰省するが、イオンができたりして周りの風景は変わり、学校のクラスも増えたのでびっくり」と話した。

  当時5年生だった尾田(旧姓・齊藤)由紀さん(43)は「いつ開けるんだろうと楽しみにしていた。(作文には)結婚していたら子どもは3人がいいと書いていた。現在は子どもが2人いる。婦人警官になりたいと書いていたが、実際は会社員。今とは違うところもあるが、半分は夢がかなっているかな。子どもがちょうど6年生で参加しているのも奇跡」と感動していた。

  尾田さんの息子の流星君(6年)は「お母さんの作文があって、読んでみて小さいときになりたかった職業が分かった。ほかのものを見ても、色がそのままで保管状態も良かったのですごい。この土淵小は卒業生の人たちのおかげで支えられているのだと思った。これから僕たちも土淵小を支えていきたい」と話した。


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