盛岡タイムス Web News 2014年  10月  25日 (土)

       

■ 空転で未明の採決県議会決算委 DIO問題めぐり応酬 当局の対応に不満

 

     
   審査を中断して委員長席に集まり、商工労働観光部(手前)からの資料請求をめぐって協議する決算委の世話人たち(23日午後10時39分、県議会棟2階の委員会室)  
   審査を中断して委員長席に集まり、商工労働観光部(手前)からの資料請求をめぐって協議する決算委の世話人たち(23日午後10時39分、県議会棟2階の委員会室)
 

 県議会の決算特別委員会(岩崎友一委員長、議長を除く44人)は24日未明、2013年度県一般会計決算を全会一致で継続審査とした。同日の本会議で決定し、結論は12月に持ち越された。23日に始まったDIOジャパン(本門のり子社長、業務休止中)をめぐる問題の集中審査は商工労働観光部側の答弁や対応に対して長時間中断するなど空転。終了は日付をまたいだ24日午前1時20分となった。

  DIOジャパンは、緊急雇用創出事業を活用して盛岡市など県内7市町にコールセンター(CC)を相次いで進出。事業期間後にCCを運営する関連会社がつぎつぎに閉鎖、撤退。解雇や賃金未払い、事業期間中の未計上収入など問題も発覚した。機材などの高額リース契約では、契約の翌年度に無償譲渡などを受け、事実上の買い取りとなる不適切な支出が指摘された。

  決算委は20日、DIO問題を集中審査。9人が質問に立ち、午後11時すぎまで行われたが「答弁が不十分」と同部の対応に不満が噴出。正副委員長と交渉会派委員5人による世話人会の協議を経て、23日に改めて集中審査が行われた。

  審査は午後3時10分に始まり、県議が資料請求を求めて断続的に休憩が入った。最大約2時間10分、計約5時間も中断した。

  県はこれまで13年5月の厚労省通知に従い、13年度以降は高額リースを認めず、それ以前は返還を求めないとする説明をしてきた。斉藤信氏(共産党)が国会議員を通じて同省に確認した結果、「12年度分の返還をしなくてよいとは認めていない」と指摘した。

  これに反論する県への資料請求とその提出方法などをめぐり、他の県議からも異議が唱えられるなどした。審査会場の委員会室の委員長席に世話人が集まって協議する異例の場面も繰り返された。

  集中審査が終了したのは24日午前0時すぎ。会派などで決算の採否が協議され、約1時間後に再開し、ようやく全15件の採否などがまとめられた。


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