盛岡タイムス Web News 2014年  11月  1日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 編集局 山下浩平 母校取材で原点回帰



 10月28日付の盛岡タイムス創刊45周年の企画のため、10月中旬は読者インタビューに奔走した。

  取材先がなかなか見つからず、あらゆる場所へ行って付き合いのある人に紹介してもらったり、至るところに電話を掛けたりなど、全神経を集中して探した。これほど短期間に車で長距離を走り回り、何度も電話を手に取ったのは今年1月の紫波町長選以来かもしれない。

  担当地域の紫波町と矢巾町で2人ずつ、計4人の読者の方にインタビューができた。協力していただいた方々に感謝したい。多くのありがたい話を頂いたが、取材を終えて感じているのは、今後の取材にも影響してくるであろう、大きなプレッシャーである。インタビューを通して直接耳にした紙面への要望について、今後どのように生かせば良いだろうか。

  先月末、母校の紫波町立紫波一中で60周年記念式典が行われた。ちょうど10年前、50周年に当たる年度に卒業したため、感慨深いものがあった。体育館に掲げられた巽聖歌作詞の校歌に目を通し、後輩たちが着る制服を見て、懐かしさを感じた。

  「文化よ興れ 潮をなして」「健康つねに 心を正す」「世界に香れ 勤労とともに」。校歌の軸となる言葉であり、聖歌が一中生に込めた期待の表れである。振り返れば自分自身、中学時代が物事に対して最も積極的で、がむしゃらに取り組んでいた時期だったと感じる。

  聖歌の思いに沿おうというのは大げさだが、人の期待に応えることは相当な体力を要するものであり、だからこそ全力を傾注し、やり遂げたときには大きな達成感を感じる。45周年を迎え、さらなる飛躍を目指す新聞社の記者として母校への訪問は、原点に帰り自らを見つめ直す機会となった。


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