盛岡タイムス Web News 2014年  11月  2日 (日)

       

■  滝沢市長選 示せるか政策の独自色 現、元、新3人の争い濃厚 告示まで残り1週間


         
  藤原治氏 柳村純一氏 柳村典秀氏  
 
藤原治氏
柳村純一氏
柳村典秀氏
 

 任期満了に伴う滝沢市長選は9日の告示まで1週間となった。これまでに出馬を予定しているのは、表明順に3選を目指す現職柳村典秀氏(59)、元職の柳村純一氏(64)、元市住民協働課長の新人藤原治氏(56)の3氏。いずれも無所属で立候補を予定。ほかに出馬の動きはなく、三つどもえの構図が濃厚となっている。

  柳村典秀氏は公務を優先させながらも、36歳で初当選した村議から現在までの政治経験で築いた地盤や祖父、父から引き継いだ地盤を生かす。着実に地域へのあいさつ回りを重ねながら、ミニ集会は告示前に8カ所を終える予定。豊富な政治経験を基に、信頼・決断・実行の政治を掲げる。

  10月28日には総決起大会を開き、喜多正敏県議(生活)、軽石義則県議(民主)らも応援に駆け付けた。連合岩手、岩手友愛会、平和環境岩手郡労働組合センターなどの団体から推薦を受け、市議8人が支持に回る。滝沢らしさを打ち出す市民共通のテーマを「幸福感」と捉え、人とのつながりに幸福感を感じられる暮らしを唱える。

  柳村純一氏は「滝沢再生へ最後のチャンス」と意を固め、追い込みに入った。総決起は開かず、慣例にこだわらない手法で浸透を図る考え。村長3期目に自治体初の「日本経営品質賞」を受賞したマネジメント力で、危機感を抱く市財政の健全化や住民満足度を高めていく市役所の立て直しなどを訴える。

  後援会公式ホームページでは「滝沢、その未来のために」と題し、「財政問題」や「除雪」、「市役所の現状」など日々の生活で気になる課題を取り上げ、自身の見解を発信。10回の連載を予定している。保守系の市議8人が支持する。3日には女性を集めて、「たきざわの未来を語ろう会」を滝沢勤労青少年ホームで開く。

  藤原治氏は告示まで1カ月に迫った10月2日に正式に出馬表明し、走りながらの陣立て。地元へのあいさつ回りのほか、平日の朝は場所を変えながら全市的につじ立ちをし、知名度不足の解消を図ってきた。長年、行政の実務を担ってきた経験から身についた住民目線の姿勢で、住民協働による住みよい地域づくりを唱える。

  同27日には総決起集会を開き、新市に変革を求める層が集まった。参加者が自由に手を挙げて壇上に立ち、激励の言葉を贈る場面もあり、地縁血縁などのしがらみのないアットホームな雰囲気で支持者らと交流を深めた。「市になった滝沢市に新しい風を」と訴える。支持する高橋盛佳市議が後援会長。

  住民有志が同20日に開いた政策を聴く会には、3氏が出席したが、財政以外での政策の差は浮き上がらず、不満の声も多かった。候補者個々の独自色や実現根拠のある政策を明確に打ち出せるかが大切になる。一方で「どのような手法で政策を進めるかが新しい滝沢市の課題なのでは」と新市として初の市長選に市民も注目する。

  9月1日現在の選挙人名簿登録者数は4万3999人(男2万1412人、女2万2587人)。


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