盛岡タイムス Web News 2014年  11月  16日 (日)

       

■ 達増氏が三選出馬表明 来年9月任期満了の知事選 引き続き県政担いたい 政党推薦求めず「県民党」で 焦点は対立候補擁立へ 


     
  三選出馬表明で決意を語る達増拓也氏  
  三選出馬表明で決意を語る達増拓也氏
 

 達増拓也知事(50)は15日盛岡市内で会見を開き、2015年9月10日の任期満了に伴う次期知事選への出馬を表明した。「引き続き知事として県政を担わせていただきたい」と三選への決意を述べた。今回は政党会派からの推薦要請を一切求めない「県民党」のスタンスを取る。同時に東日本大震災津波からの「オール岩手」による復興へ、趣旨に賛同する県民の結集へ勝手連による選挙体制を構築する考え。

  達増氏は10月6日の県議会で自らの進退について「そう遠くない時期に決定して発表するか検討する」と説明。今月4日には「欧州訪問から帰ってから、どういう段取りで決めて発表するか考えて決めたい」と話していた。12日の帰国から3日間で、三選出馬の表明に至った。

  表明のタイミングについては「本格復興を進めるに当たり、早い段階で三選出馬を決めることで、本格復興の流れを滞らせることなく、しっかりと進めていくことができると判断した」。

  同時に任期満了まで1年と迫った今夏以降の報道や県議会の質問を踏まえ、「街を歩いていても県民から聞かれた。県民の関心に応える必要があると考えた」と述べた。

  選挙戦に向けては「オール岩手で復興に取り組むため、基本的に政党会派に推薦を求めず、県民党のスタンスで臨みたい。オール岩手で復興に取り組む趣旨に賛同する全ての人たちが参画できるよう選挙体制も勝手連的に臨みたい」と述べた。同時に「後援会には今までも今も支えてもらっている。そういう関係が現状のまま続けていければ」と話していた。

  政党推薦を受けない理由については「国政では二つの政治勢力が対立する構造がある。そうした枠組みに対して、岩手は一つ、復興は一つで復興を進めるのとは次元が違う。その意味で推薦は受けない」と語った。

  達増氏の三選に期待感を表明していた生活の党の小沢一郎代表との出馬をめぐる接触などを問われると「相談のようなことはしていない。(出馬の報告は)してない」と答えた。

  一方、過去2回知事選で推薦してきた連合岩手や県内の各種団体などに対しては「推薦いただくのを含め支援いただきたい。三選出馬することで説明して歩かないといけない」と説明。連合岩手を皮切りにあいさつへ出向き、オール岩手の結集を図る考え。

  三選に向けて訴える政策としては、次年度から4年間の「いわて県民計画」アクションプラン策定で新規の政策を盛り込み、「それがそのまま知事選の公約、マニフェストになる」と主張。県復興計画も「私の責任で県として既に決めた方向性、事業内容がある。これをしっかりと進めること」と説いた。

  また、1期目の公約で多選の弊害だとして知事任期を2期8年としていたが「この際、数字的制限は完全撤回する。3期か4期かということにはこだわらない」と述べた。2期目まで条例で受け取らないことにしていた知事退職金についても3期目以降は公約にしないことも説明した。

  達増氏は、ちまたで衆院の年内解散ムードが高まる中、次期知事選へ現職として初名乗りを上げた。反達増勢力結集を狙う自民党や県議会無所属会派、共産党が加わる政治団体が対抗馬擁立を検討している。以前から同氏の三選を支持している生活の党、党分裂後距離を置く民主党、社民党も含め、県内政党の動向が注目される。


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