盛岡タイムス Web News 2014年  11月  21日 (金)

       

■  解散に選管「走り陣」 地域行事に会場変更も


     
  解散宣言直前に開かれた県選管主催の市町村選管などとの会議  
  解散宣言直前に開かれた県選管主催の市町村選管などとの会議
 

 衆議院の解散総選挙が現実となる中、県や市町村の選挙管理委員会は選挙の準備や対応に追われている。安倍首相の解散表明から有力視される12月2日公示まで2週間。急転直下の解散により、首長選挙が終わったばかりで休む間もなく国政選挙の準備をしたり、開票所や投票所で予定されていた地域行事やスポーツ大会を会場変更してもらったりした市町村も出ている。

  前回総選挙も2012年12月4日公示、16日投開票とほぼ同じ日程。国会で解散が宣言され、日程が決まらなければ、実質的な予算執行など選挙事務ができない状態だ。

  このため市町村選管は現時点で内々の事務手続きとして、投票所の入場券印刷や選挙ポスターの掲示場設置などの準備をしている。21日に解散宣言が出て初めて発注などの具体的な作業が始まる。

  盛岡市選管事務局では有権者に送付される入場券(投票券)の送達が公示日から遅れる見通し。投票所は1区の旧市と2区の玉山区で90カ所あり、候補者のポスター掲示場も600カ所を超える。堤征信選挙係長は「正式に解散していないので業務にも制約が多い。正式な選挙日程が出ていないが、待っていては間に合わない」と眉をひそめる。

  滝沢市では16日に市長選が投開票されたばかり。東日本大震災津波で被災した大船渡市の市長選は23日が投開票日となっている。両市とも1カ月足らずで国政選挙の準備や事務を行わなければならない。市議会定例会とも重複する。

  滝沢市選管事務局は「内々の準備は18日に始めたばかり。13投票所のうち2、3割で既に行事が予定されていたので会場を変更してもらった。前日も行事が予定されているので、夕方から投票所の開設準備をする」と話している。

  矢巾町では開票所の体育館で例年同時期に開かれている町長杯バレーボール大会の予定が入っていたため、町選管事務局が主催者に会場を変更してもらった。前回12年に続いて2度目だという。紫波町でも投票所11カ所のうち1カ所で行事主催者に会場を変更してもらった。

  県選管は20日、盛岡市内で総選挙に伴う市町村選管の事務担当者らを集めた会議を開いた。解散宣言後では間に合わない選挙事務の日程などを説明し、厳正な執行管理へ周知徹底を図った。

  県選管の嵯峨俊幸副書記長は「総選挙へ現段階では想定しながらの準備。日程が決まり次第、急いで適正に執行していくことになる」と説明した。

  候補予定者対象の届け出説明会や届け出書類の事前審査は来週、順次行われる予定。


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