盛岡タイムス Web News 2014年  12月  1日 (月)

       

■  山田線をマイレールへ 沿線住民が乗車体験 山岸駅から盛岡駅西口へ


     
  盛岡駅ホームに降り立つ乗車体験イベント参加者ら  
  盛岡駅ホームに降り立つ乗車体験イベント参加者ら
 

 山岸駅沿線住民を対象としたJR山田線乗車体験イベント(盛岡市建設部交通政策課主催)が11月30日に開かれた。山岸駅に集合。盛岡駅まで山田線を利用し、周辺のマリオス、アイーナなどの施設を巡った。列車に乗っての感想や山田線の利用方法を語り合うワークショップも開かれた。140人の応募から抽選で選ばれた39人が参加し、活発に意見交換した。

  同イベントはJR山田線の利用促進策の一環。現在、盛岡市はJR東日本盛岡支社と連携し「JR山田線増便社会実験」を昨年9月から実施している。午後6時台と同8時台の便を増やし、学校や勤務先などからの帰宅に利便性を図っている。

  イベントでは、マリオス20階から市内を一望し、県立図書館で施設見学をするなど周辺施設を満喫。山田線や山岸駅についての歴史に触れる「山田線クイズ」にも挑戦した。

  ワークショップでは、10月に山岸地区、下米内地区、浅岸2丁目の住民を対象に実施したアンケート調査の結果も報告。目的別移動手段の調査では通勤・通学、買い物、通院などの移動は大部分をマイカー(自家用車)が占め、冬季はその割合が増えることが分かった。マイカー利用と比べ、それ以外の手段は移動時間が短くなることなども報告した。

  意見交換では、参加者らが「短時間で盛岡駅まで来られる」、「図書館がとてもいい施設だと感じた」、「アイーナでのイベント参加に利用したい」など感想や提案を積極的に出し合った。遅延の周知など、山岸駅の設備改善を求める声も。

  孫らと参加した吉田久美子さん(63)=盛岡市山岸=は「普段は路線バスを使っているが、列車は時間通りに来るのがいい。アイーナも広くて立派なので、駅周辺に用事があるときには列車を利用したい」と話した。

  増便社会実験は2016年3月末まで。同課では目標の利用者200人増を達成するために、需要拡大を目指している。田村信昭交通対策係長は「こういう機会で山田線に親しんでもらい、家族や友人にも広めてもらえれば。今、車を使っている人にも無理のない範囲で活用してほしい」と期待している。


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