盛岡タイムス Web News 2014年  12月  14日 (日)

       

■ 衆院選 きょう有権者の審判 投票日 即日開票 深夜には当落判明へ

 

 第47回衆議院議員総選挙は14日、投開票が行われる。12日間の戦いを終えた各陣営が有権者の審判を待つ。今回は野党結集を旗印に県内4小選挙区で「すみ分け」が図られ、連立政権を組む与党陣営と対決する構図で争われた。党分裂で「小沢王国」の退潮が浮き彫りとなった前回2012年、さらに昨年の参院選を経て、東日本大震災津波から3度目の国政選挙となった今回。県政界再編を視野に無所属グループも参入し、それぞれの思惑が絡み、全国的にも注目される政治決戦の舞台となった。県選管によると、各選挙区の当選者は深夜までに決まる見込み。投票は午前7時から始まり、終了時間は市町村・投票所で異なる。(7面に関連記事)

 安倍総理の解散表明から1カ月足らずの総選挙。アベノミクスの継続とそのために判断した消費税率10%引き上げ延期について国民の信を問うとして、師走決戦を仕掛けた。全国的な情勢では経済の好循環継続を訴え、優位が伝えられる。

  一方、野党は「アベノミクスの失敗隠し」「(解散の)大義がない」と批判。多党化で自公に大敗した前回の苦い教訓から、全国の200近い小選挙区で「すみ分け」によって競合を回避。土壇場で与野党対決の構図を作って対抗する。

  争点は年明けからの集団的自衛権の行使容認の閣議決定を踏まえた安全保障関連法案や原発再稼働、閣僚が辞任に追い込まれた「政治と金」の問題、TPP、社会保障政策などさまざま。野党としては「1強多弱」の政治状況の打破を狙う。

  本県は「王国」分裂後の前回選挙で、民主党が1、3区、離党した日本未来の党(現生活の党)が4区で小選挙区議席を死守。自民党が2区で返り咲き、3党が分け合った。

  さらに自民は敵失と全国的な追い風を背景に1、3、4区で落選した新人3人、生活も2区で落選した前職1人が比例東北で復活当選。3党で計8人の衆院議員が誕生した。

  こうした中、今選挙は民主と生活が「すみ分け」を図り、各選挙区に2人いる前職が対決。これに野党結集と一線を画して4小選挙区全てに候補を擁立して対決する共産党、党存亡を懸けて1区に候補者を立てた社民党の新人が挑む。最大勢力が消えたとはいえ、全国と様相の異なる政治状況下、中央政界の構図を持ち込んだ戦いが展開されている。

  特に4区では無所属県議が自民候補を支援し、「王国」の牙城に揺さぶりを掛ける。生活陣営は民主との距離が縮まる一方、厳しい攻勢にさらされている。県知事選はじめ来年集中する地方選を見据え、県政界の再編をにらんだ動きとも受け取れる。

  比例代表は東北ブロック(定数14)に9政党69人が名簿登載されている。前回より1政党23人減となった。比例単独は13人で、残りは小選挙区との重複立候補。本県は共産を除く自民、民主、生活、社民4政党の小選挙区候補9人が重複立候補している。

  政党別では届け出順に維新の党5人、生活の党3人(うち重複2人)、公明党2人、共産党2人、民主党19人(同18人)、幸福実現党3人、自民党28人(同25人)、次世代の党2人(同1人)、社民党5人(同4人)。

  県内の投票終了時間は33市町村のうち滝沢、雫石、紫波、矢巾、北上5市町が午後8時まで。盛岡市は投票所90カ所中6カ所が同7時までに1時間繰り上げ、それ以外は同8時まで。同6時まで2時間繰り上げは八幡平市や岩手町、葛巻町など19市町村に上る。同7時まで1時間繰り上げも6市町村ある。

  小選挙区で開票結果の最も早いのは2区の田野畑、普代、野田、一戸4町村、3区の住田町、4区の西和賀町で午後9時。最も遅いのは北上市の午前0時で、盛岡市は午後11時50分の予定。

  比例代表は総務省が集計して各政党の議席数配分が決まる。このため重複立候補者の復活当選は未明にかけて判明する見込み。

  投票は最高裁裁判官国民審査もある。


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