盛岡タイムス Web News 2015年  2月  1日 (日)

       

■ いわて国体 開幕へカウントダウン 冬季1年前イベント 五輪メダリストが対談

     
  三ケ田さん、荻原さん(右から)の対談。大会で活躍する手話、要約筆記のボランティアも実演した(左側)  
   三ケ田さん、荻原さん(右から)の対談。大会で活躍する手話、要約筆記のボランティアも実演した(左側)
 


  2016年に本県で冬季大会と本大会の全競技が行われる完全国体が間近に迫った。県内で大会の機運醸成を図る冬季大会1年前イベントが県内会場市などで展開されている。1月31日には盛岡市内のショッピングセンターでトップアスリート対談会が開かれた。五輪や世界大会の金メダリストの荻原次晴さん、三ケ田礼一さんが来年の本番で県民が全国の選手らを温かく迎え、大会の盛り上げるよう期待を込めた。

  荻原さんは1995年ノルディックスキー世界選手権金メダリストで98年長野五輪にも出場。三ケ田さんは本県出身で冬季五輪に2回出場し、92年アルベールビルで金メダルを獲得した。

  荻原さんは88年の岩手あしろ国体スキー少年で優勝を経験しており「兄の荻原健司ら強豪は海外遠征中でチャンスだった。すごく良い思い出があるところ」と振り返った。当時旧安代町田山のドライブインで民泊した思い出も語った。

  高校2年で初めて海外遠征したイタリアでは「東洋人を見たこともないのに『さようなら』など知ってる限りの日本語で日の丸を振って迎えてくれた。緊張感が溶けて競技できた」という。長野五輪で行われた地元小中学校の1校1国応援運動がその後、世界に広まったことも紹介した。

  三ケ田さんも「海外は応援が上手で温かい。力を出しやすい環境を作ってくれる。全選手を応援し、大会を盛り上げようとしてくれる」と同意した。

  荻原さんは「五輪も国体も一番もったいないのは無関心であること。参加するというのは選手としてだけでなく応援したり、関心を持ったりすること。あしろ国体で優勝できたのはすごく応援してもらえたから。来年の国体では全国から集まるアスリートを応援してほしい」と訴えた。

  同日は全国障がい者スポーツ大会「希望郷いわて大会」はじめ冬季大会、希望郷いわて国体で活躍する手話、要約筆記のボランティアも参加。国体関連イベントで初めて対談や司会進行をリアルタイムで要約筆記などで伝える実演をした。

  実演した県要約筆記登録者の女鹿一美県立視聴覚障がい者情報センター主任情報支援員は「会議などの要約筆記は月3、4回受託している。イベント関係では会話に追いつくのが大変だが、なるべく話したそのままの言葉を拾い、その人の言葉で伝えるようにした」と話していた。

  県国体・障がい者スポーツ大会局によると、昨年11月時点のボランティア申し込み数は予定の600人に対して660人が応募。手話が約半分を占めるほか、筆談や国のプログラムで学んだ経験者ら要約筆記の従事者がいる。今後登録が行われる。


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