盛岡タイムス Web News 2015年  3月  20日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉242 草野悟 東京三鉄会議室・うるま


     
   
     

 東京・日本橋に行きつけの「うるま」という店があります。奥に写っている女将(おかみ)さんはチャキチャキの江戸っ子です(女性ですが)。家庭的な料理で、お総菜や旬の魚介類が人気です。私たちの狙いは「うなぎの串焼き」です。これが絶品。で、手前に大きな頭が写っていますが、この方は友人の中川さんです。産経新聞本社事業部長であります。

  この中川さん、震災年は岩手勤務。盛岡支社長として被災地報道に尽力いただきました。次の赴任地は、原発問題で大揺れの福島支社長として2011年5月から毎日、福島原発と福島市を往復する日々でした。政府、官僚の重鎮たちが毎日のように福島県庁で記者会見をし、原発を視察する中、メタボ気味の大きな体を揺すり、汗まみれで取材に没頭しました。私は記者ではありませんが、そうしたご縁で男臭充満の福島県庁報道前線基地をのぞいたことがあります。第一線の猛者記者たちが大部屋で、うろうろしたり、座り込んだり、異様な目つきで仕事をしている光景でした。

  中川さんは、特に岩手の大ファンで「隠れ鉄っちゃん」でもあります。三鉄大好き人間でもあります。多忙の中をかいくぐり三陸沿岸にもたびたび顔を出してくれていました。その後日本一暑い県、群馬前橋支社長でサウナ生活を経験。でもメタボ解消にはなりませんでした。

  この日は久しぶりの「うるま」での一杯です。名物のおでんを頬張りながら、JR山田線について熱く語り合いました。「とにかく早く記者に戻りたい」と根っからの記者魂を私にぶつけていましたが、人事権がないので却下しました。

  東京出張の合間、こうして震災時の記者さんたちと会うのも楽しみの一つです。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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