盛岡タイムス Web News 2015年  3月  30日 (月)

       

■  ホーム開幕戦引き分け グルージャ進化見せる J3第3節 富山から得点奪えず


     
  前線からの守備と高さを生かしたプレーでチームの勢いを生んだ益子選手(背番号27)  
  前線からの守備と高さを生かしたプレーでチームの勢いを生んだ益子選手(背番号27)
 

 明治安田生命J3リーグ第3節、グルージャ盛岡対カターレ富山戦は29日、盛岡市永井の盛岡南公園球技場で行われた。ホーム開幕戦を迎えた盛岡は終始、互角以上の戦いを見せたものの、決定機を生かせず、0―0の引き分けに終わった。初得点こそ生まれなかったものの、今季初の勝ち点1を手にした。(佐々木貴大)

  昨シーズンまでの「ゴール前を固めてカウンター」という戦術からの脱却を図る盛岡。前線からの守備と低い位置からの組み立てを両立させるため、前節の福島ユナイテッド戦で機能が発揮されなかった3バックを再び採用した。この日は2トップに起用された吉岡航平と益子義浩が、持ち前の運動量を生かした守備を見せ、チームのリズムを作る。

  攻撃では初先発のトップ下の谷村憲一が起点となり、富山を翻弄(ほんろう)。39分には益子が豪快にオーバーヘッドを放つも、ゴール目前で相手守備に防がれる。その後も富山を押し込む場面が増えるも決定機を生かせずに前半を終えた。

  後半も盛岡が主導権を握る。大半の時間を守備に費やしていた昨シーズンまでとは違い、積極的なボール奪取と素早い展開で何度も富山守備を脅かす。盛岡の選手の運動量は衰えることがなく、足の止まり始めた富山の選手に反則も目立ち出す。盛岡は富山を大幅に上回る11本のシュートを浴びせたが、最後まで得点を挙げられず引き分けで試合を終えた。

  鳴尾直軌監督は「縦へのスピードやサイド攻撃、セットプレーで何度もゴールを狙えた。勝てはしなかったが、目指すサッカーの方向性が見えた。そういう意味では、勝ち点1(引き分け)は残念。今後は攻守で主導権を握る時間をさらに増やせれば」と話す。献身的な動きを見せた吉岡選手は「ハードワークの部分を意識した。守備とショートカウンターの手応えを得たので、今度はシュートの意識と精度を改善できれば」と語った。

  J2昇格を目指し、新たな挑戦を続ける盛岡。会場を訪れた1938人のサポーターからは試合後、温かい拍手が送られた。

  滝沢市の山崎敏弘さん(54)は「地元出身の谷村選手が入団してくれたので、ぜひ活躍してほしい。今シーズンはシステムも変わったので、進化という目標へさまざまなことを試し、強いチームになってもらえたら」と期待した。

  盛岡通算成績は0勝1敗1分けで、勝ち点1。次のホーム戦は12日午後1時から、同会場でJリーグ・アンダー22選抜と対戦する。チケットはチームオフィスなどで発売中。


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