盛岡タイムス Web News 2015年  6月 14日 (日)

       

■  鈴の音、夏を露払い チャグチャグ馬こ 盛岡八幡宮まで84頭


     
  快晴のなか、大通を行進する馬コ  
 
快晴のなか、大通を行進する馬コ
 

 みちのくの初夏の風物詩で国の無形民俗文化財チャグチャグ馬コ行列が13日行われた。今年は装束馬73頭、役員馬11頭の84頭が参加。滝沢市鵜飼の鬼越蒼前神社を出発し、盛岡市の盛岡八幡宮までの約13`を行進した。

  同日午前7時半ころ、蒼前神社に続々と馬コや引き手、乗り手が集まってきた。前夜から早朝にかけての雨はやみ、出発のころに天候は回復。盛岡市中心部に着くころには雲の間から陽光が差し込み快晴となった。行列は初夏の日差しを受け、チャグチャグと鈴の音を響かせながら歩いた。

  馬コに随行する岩手大農学部共同獣医学科6年の和田夏美さん(23)は、大学最後の年。どうしても馬コを引きたいと思い、知り合いの馬主に頼んだ。

  「引き手の募集は終わっていたが、快く応じてもらいうれしかった。馬コの横を歩くだけかもしれないが、少しでも馬コを引きたい」と臨んだ。

  宮城県大崎市から来た柳澤光晴さん(34)は娘の真緒那さん(11)、芽依沙さん(9)を乗せた馬を引いた。芽依沙さんは乗る前に「少し緊張している。馬コは大きくて、少し怖いかも」と話したが、本番では沿道に笑顔を振りまいた。

  沿道には海外からの観光客や市民らが集まった。宮城県から訪れた山口松夫さん(66)は「20年ぶりに来た。昔は蒼前神社の前は田んぼで、随分変わったと感じる。本堂で暴れる馬もいたが、今は馬が優しくなったようだ」と目を細めた。


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