盛岡タイムス Web News 2015年  7月 24日 (金)

       

■  問われる「市民」の一票 滝沢市議選 投票率50%割れ警戒


     
  滝沢市内の市議選立候補者ポスター掲示板  
 
滝沢市内の市議選立候補者ポスター掲示板
 

 任期満了に伴う滝沢市議選(定数20)は、26日の投開票日まで残り2日となった。今回の選挙では現職10人が勇退し、新人13人が立候補している。当初は地域ごとの後継者擁立が難航するなど、市制移行後初の議員選挙にもかかわらず、無風状態が続いていた。市選管によると、同市の投票率は2011年の旧滝沢村議選で50・50%。過去5年では、09年の衆院選の71・80%を除き、50%台で推移している。同市は住民自治日本一を掲げ市制移行したが、今回、投票率が50%割れする事態となれば、有権者の政治意識が問われる。(戸塚航祐)

  投票について市民の多くは関心が薄い。散歩に出ていた60代男性は「自分が投票に行ってもあまり変わらないのでは。(選挙も)誰が市議になっても変わらない」と話す。20代女性は「投票に行くか、あまり考えていない。選挙も、何か大きな声でしゃべっているのが聞こえた程度にしか思っていない」と話していた。

  スーパーに買い物に来ていた20代女性は関心を持っているが、誰に投票していいか判断できないという。「引っ越してきたばかりで立候補者が話すことが分からない。誰を選ぶか決めにくい」と話す。トレーニングをしていた20代男性は「興味はある。時間もなく、(立候補者を)詳しく分からない。立候補者の話を聞く機会がないので、選択基準がない」と話した。

  市選管は投票率低下に対し、いくつかの取り組みを続けている。「選挙公報は国から取り扱い変更の通知があった。PDFデータでホームページに公開し、立候補者を周知する仕組みを整えた。若年層の啓発として、県立大などの学生に開票作業のアルバイトをあっせんしている。まずは、選挙に興味を持ってもらうことが重要。このほか、定期的に啓発チラシとポケットティッシュ配りなども継続している」と話した。

  今回は新人が13人と多く、これまで投票をしなかった市民が投票する可能性もあるという。

  市選管は「選挙公報や期日前投票について、問い合わせがきている。期日前投票数は最終日まで分からないが、選挙に関心を持っている市民も少なからずいる」と話した。


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