盛岡タイムス Web News 2015年  7月 27日 (月)

       

■  〈幸遊記〉237 照井顕 堀江洋賀のジャズギター


 千葉県大網白里市のジャズシンガー・石橋未由子さんをリーダーとする女性ジャズコーラス「シビリィ」の伴奏者として2014年6月、開運橋のジョニーへ初登場したギタリスト・堀江洋賀(ひろよし)さん(31)。その時、余興的に彼のギターで歌わせてもらった盛岡在住のジャズシンガー・金本麻里さん(36)と意気投合し、昨年今年と東京、神奈川、千葉、福島、宮城、岩手、青森などをデュオでツアーをし、特にも今年のツアーは、その先々で好評を得たのでした。

  その堀江さんは、船橋市に生まれ10歳と8歳上の兄2人のドラムとギターに感化され、小学6年卒業時の文集に「ギタリストになりたい」と書いたほど。中学ではすでにギター、ベース、ドラムにボーカルという編成のバンドを結成。Jポップやロックをやり船橋柴山高校時代には、ファミコンを使って作曲も手掛け、打ち込みとギターによる重ね録りを一生懸命やったという。最近こそギター曲も聴くが、以前はピアノ、サックス、トランペットなどを聴き、ピアニストに憧れてのプロ入りだった。

  「2011年に詩人・谷川俊太郎氏の息子で、ピアニストの谷川賢作さんから紹介されたのが石橋未由子さんだった。そこからコーラスのメンバーである盛岡出身の望月美咲さんつながりで、盛岡に来て、開運橋のジョニーで金本さんと出会い、こうして2度ものツアーができた!」と、人の縁に感謝する彼。「ジャズギターは、どこか不器用な楽器で、中途半端的なポジションにいるような感じなので、逆に自分の実力をわきまえられるのが良く、それでも他の楽器ではできない表現を出せる楽器でもある」のだという。

  最近はピアノとのデュオにボーカル。ギターとギターのデュオ、歌とギター、そしてたまにバンドでの演奏という、若いのでジャンルにこだわらない演奏活動をしている彼だが、今最も楽しく演(や)れているのが尾崎琢也のピアノ、宇山満隆のドラム、自分のギターという編成のトリオだという。「今回の麻里さんとのデュオでは、お互い手の内が分かるようになったことで柔軟さや繊細さ、自由さが出ているんじゃないかと思うゆとりが感じられて、やりたいことをセーブしながら、きちっとできたのではないか」と語る。
(カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


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