盛岡タイムス Web News 2016年  6月 17日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉305 草野悟 なんともうれしい後輩からの贈り物


     
   
     

 「じぇじぇじぇ」と3回も叫んでしまいました。ご覧ください、この感謝状。鹿児島の焼酎の瓶の裏に彫ったものです。紙を貼ったものではありません。贈ってくれたのはかわいい後輩、女性2人です。東京で独立して会社を興し頑張っています。地域活性のプランや企業のイメージプランなど、クリエ−ティブな仕事をしています。

  先日岩手を訪ねてくれました。一緒に遠野や釜石、大槌などを回り復興の現場を見て、いろいろな人と会っていきました。井上君と福留君といいます。まだ若く、とっても美人の2人ですが、ただかわいいだけじゃなく、どんな苦労も仕事のためならどんどん進んでいくバイタリティーあふれる2人です。

  そのうちの1人、福留君は鹿児島出身です。実家で焼酎の原料となるサツマイモ(黄金千貫)を栽培しています。そのサツマイモは鹿児島ではとても有名な「小鹿」というブランドの焼酎になっています。鹿児島の元気をつくっていくぞ、と仲間と一緒に郷土の商品開発や地域を売り出していくプロモーションの企画など、東京と鹿児島を行ったり来たりし頑張っています。岩手を案内したお礼がこのボトルに彫った感謝状です。なんとも粋なことをしますね。中身を飲もうか、いや大事にとっておくべきか、このボトルを見るたびに悩み、結果、まだ封を開けていません。それだけ大事な宝となっています。でも…そろそろ、と軟弱ないつもの精神的弱さが顔を出し始めていますので、封を切るのも時間の問題かもしれません。

  ちょっとした企画の面白さで、どんなことをすれば喜んでもらえるか、岩手県でも考えなくちゃ、と思う梅雨のこの頃です。もう1人の井上君は、会社の社長です。トローンとした目が柔らかな空気を生み出す不思議ちゃんです。一生懸命勉強し、知らなければ現場に駆け出す行動的なお嬢さんです。この2人を見ていると、女性だから、男性だから、という感覚はとうに昔のことなのかな、と考えさせられます。しっかりとした考え、行動、地に足がついた提案など、彼女たちの個性が発揮され、つい年齢の離れた先輩としては目を細めてしまいます。
(岩手県総括コーディネーター)


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