盛岡タイムス Web News 2016年  7月 26日 (火)

       

■  国体デモスポのビリヤード はつらつショット 盛岡市の内藤格さん(81) 最高齢81歳で予選突破(シニアの部) 10月2日の大会へ


     
   国体予選会を突破した内藤格さん。ボールを突く愛用のキューは長女が父の日にプレゼントしてくれた  
   国体予選会を突破した内藤格さん。ボールを突く愛用のキューは長女が父の日にプレゼントしてくれた  

 希望郷いわて国体のデモンストレーション競技「ビリヤード」の国体予選会が24日、盛岡市内であり、最高齢の内藤格さん(81)=盛岡市上厨川=が、60歳以上のシニアの部で、本大会に出場する8人の一人に勝ち進んだ。老若男女問わず楽しめるスタイリッシュなスポーツ。最近は、健康や仲間づくりを目的に挑戦する人が多く、シニア選手の活躍も目立つ。

  国体で行われるのは、ナインボールと呼ばれるゲーム。キューで白いボールを突き、テーブル上の他のボールをポケットに落としていく。少ない番号のボールから順に当て、最終的に「9」ボールを落とした方が勝ち。

  盛岡市青山3丁目のバディーズクラブで行われた国体予選シニアの部には11人が参加。2ゲーム先取した方が勝者となる総当たり戦で、内藤さんも見事、本大会出場権を獲得した。

  内藤さんがビリヤードを始めたのは今年2月。昨年12月まで現役でインテリアの卸業をしていた。引退後、仕事に代わる生きがいを見つけようと考えていたところに、シニアビリヤード教室の募集があり、挑戦した。

  「ヨーロッパの上層階級が楽しむような大人の雰囲気があるスポーツ」と内藤さん。以前から、憧れていたという。適度に体を動かせるのはもちろん、同じ趣味の仲間と話し合えるのが何より楽しい。すっかり意気投合し、同世代で月1回の飲み会も始めた。

  「みんないい人ばかり。思った通りの楽しみが見つかった。シニアからでも始められるこうしたスポーツがあることをどんどん情報発信してほしい」と顔をほころばせる。

  ボールの転がる先を読みながら、慎重にショットを繰り返す視線は真剣そのもの。一方で「すごいね」「チャンス!」などと声を掛け合いながら、和気あいあいと勝負を楽しむ余裕があるのもシニアならでは。

  ビリヤードを始めて5年という村田新八さん(79)=同市緑が丘3丁目=も「若い人と違って場面の変化についていくのが、なかなか厳しい。でも楽しいですよ」と目を細めた。

  県ビリヤード協会によると、シニアの愛好者は、協会に加盟していない人も含め、県内で100人以上。2時間ゲームをすると、テーブルの周りを5千歩は歩く上、動体視力やバランス感覚も鍛えられる。

  同協会の久慈薫事務局長は「健康面でさまざまな良い効果がある。日常とは違う場面で、新しいことを覚えたり、挑戦したりすることは、認知症予防にもなるはず」と話し、さらなる普及を期す。

  国体県予選女子の部でも玉川悦子さん(79)=盛岡市館向町=が若い選手を抑えて1位で予選通過。シニアの底力を発揮した。

  いわて国体デモンストレーション競技ビリヤードの大会は10月2日、盛岡市南仙北1丁目のビリヤードBRIDGEで行われる。

 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします