盛岡タイムス Web News 2016年  7月 27日 (水)

       

■  ポケモンGO 街にゲームの夢中感 にぎわい期待、事故は不安


     
  ゲームを楽しむ市民=25日、盛岡城跡公園で撮影  
  ゲームを楽しむ市民=25日、盛岡城跡公園で撮影
 

 22日、スマートフォン向けのゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の配信が始まった。県内小中学校、高校の夏休み開始に重なり、盛岡市内丸の盛岡城跡公園や周辺の大通商店街はスマホを片手に歩く人でにぎわっている。普段は訪れない人が町に訪れるのではと期待がある一方、熱中症の危険性、スマホを見ながらの「歩きスマホ」を原因とした交通事故などが心配される。深夜に公共施設周辺を歩き回るユーザーも見られ、「トラブルに巻き込まれるのでは」と不安視する声もある。

  ゲームはスマホのGPS機能を活用。現実世界を歩いてスマホの画面に映るキャラクターを集める。キャラクターが集まる場所は観光名所など人が集まる場所が多く、ゲームをきっかけとした観光誘客への期待も大きい。

  県観光協会は、海外からの誘客を期待。ゲームが配信されているアジア圏は、26日現在日本と香港のみ。直通便のある台湾などからゲーム目的の観光客が来日する可能性がある。現実世界を歩くため、まち歩きなど新たな観光も期待する。

  盛岡城跡公園では、夏休みに入った小学生らが各所でスマホを片手に歩く姿が見られた。夜になっても人は減らず、午後10時を過ぎてもスマホを持って歩く人がいたと言う。

  もりおか歴史文化館の小西治子学芸員は「企画展の準備で夜遅くに帰宅した際に見かけた。一人でスマホを持って歩くので、外から見ると少し不安。昼は熱中症で倒れる人がいないか心配している」と思案顔。同館はフェイスブックなどでこまめな水分補給を呼び掛けている。

  盛岡工高など県内の高校では、終業式に生徒へ注意喚起した。しかし、児童生徒の状況をつかみかねている学校も多い。

  県教委事務局学校教育室の菊池広親生徒指導課長は「学校の本来の姿からかけ離れ学業に支障が出れば、何らかの対応は考えなければならない。今は各県の対応など情報収集に努めたい」とした。

  市立青山小4年の佐々木結香さん(9)は父親の里嗣さん(50)と一緒に歩いた。里嗣さんは「ゲームをするときは、周りに目を配っている。きょうは熱中症予防に水筒を携行した。子どもだけで歩かせるのは怖い気がする」と娘を見ながら楽しんだ。

  県警によると、26日現在、県内で同ゲームを原因としたトラブルは把握されていない。ダムなどへの不法侵入も確認されていない。県警地域課では、徘徊について情報を整理中。交通指導課は歩きスマホについて、ゲームに特化した対応は現在検討していない。

 


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