盛岡タイムス Web News 2016年  7月 28日 (木)

       

■  安全確保で国が通知 相模原の障害者殺傷事件で 防犯、通報体制など


 神奈川県相模原市の知的障害者施設で26日に発生した元職員による入所者殺傷事件を受け、厚生労働省は都道府県と指定都市宛てに社会福祉施設の安全確保に関する通知を出した。これを受けて県は27日、中核市の盛岡市を除く32市町村と施設単位で通知の発出作業をした。県内の社会福祉施設関係者からは異様な事件への驚き、社会的に弱い立場の人を狙った犯罪に対する怒りの声などが聞かれた。職員体制から利用者を守りきれるか懸念も出ている。

  県保健福祉部保健福祉企画室によると、厚労省の通知は26日付で、障害者だけでなく高齢者、児童を含めた「社会福祉施設等の入所者らの安全の確保に努めるよう、注意喚起を」と要請している。

  具体的には▽日中・夜間の施設管理・防犯体制、職員間の連絡体制を含めた緊急時の対応の適切な構築、夜間の施錠など防犯措置徹底▽日常的な警察等関係機関との協力・連絡体制、有事の迅速な通報体制構築▽地域に開かれた施設運営が不審者発見など防犯体制強化につながり、入所者らの家族やボランティア、地域住民との連絡体制強化に努める―よう求めている。

  同部関係各課は27日に通知の発出先を整理。送り先は盛岡市を除く32市町村と施設単位で発出。施設は入所、通所を含め、同市分を合わせると全県で合計4700施設(事業所)に上る。通所は高齢者、障害者の施設がある。児童は養護施設のほか放課後児童クラブなども含まれている。


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