盛岡タイムス Web News 2016年  12月  20日 (火)

       

■  盛岡かわまちづくり 開運橋上流も区域に編入 中州撤去、文化橋付近も 整備計画を3年延長 20年度までに


     
  17年度中に中州撤去工事開始を予定する東大橋・文化橋の中州  
  17年度中に中州撤去工事開始を予定する東大橋・文化橋の中州
 

 国交省岩手河川国道事務所は盛岡市と協働で進める「かわまちづくり事業」の整備計画期間を2020年度までに延長する。延長に伴い、北上川・開運橋上流右岸の木伏緑地階段整備、同市を流れる中津川に架かる東大橋・文化橋周辺の中州撤去などを新たに計画。これまでの計画から整備範囲を拡大し、17年度中に工事を開始する予定。19日の第11回盛岡地区かわまちづくり懇談会で整備概要が示された。

  同事務所によると、モニタリングなどを含めた事業期間は25年まで。当初計画では17年度までを整備期間としていた。しかし、市街を流れる北上川や中津川周辺に点在する観光資源を地域で活用する気運が高まり、サケが遡上(そじょう)する中津川など河川を軸とした動線強化のため事業延長を決めた。

  12月現在示している計画では、中津川の整備範囲を北上川合流点から同市浅岸地内の水道橋まで拡大。北上川は現在の明治橋から夕顔瀬橋までを、南大橋から夕顔瀬橋までに広げる。ソフト施策はこれまでの中津川中の橋下流地区に北上川開運橋上流地区を加えた。

  主な事業は▽東大橋・文化橋周辺の中州撤去▽木伏緑地階段整備▽明治橋下流左岸の散策路整備―の3点。同事務所によると、東大橋・文化橋周辺は、中州によって河川がクランク状になっているため流れが固定化。今後も中州が発達することが考えられ、防災など洪水時の流下能力の面でも中州撤去は効果があると考えている。工事方法については、同懇談会の意見を尊重し、景観に配慮した方法を検討する考え。

  木伏緑地は希望郷いわて国体を期に改修。北上川に面した広場空間と河川との一体化を図ったが、河川敷につながる階段をふさいだため利用できなくなっていた。このため、河川敷に降りられる階段を夕顔瀬橋までの河川敷数カ所に設置する。16年8月に完了した同市鉈屋町のもりおか町家物語館周辺の北上川に沿った散策路は、17年度中に南大橋に向かって500b延伸。これまでの散策路とつなげる予定だ。

  懇談会で、NPO法人もりおか中津川の会の寺井良夫理事は「今回の計画で、中津川の範囲も水道橋まで伸びる。上流に行けば綱取ダムなど県の管轄になる。今後は、県もかわまちづくりに関わっていただいた方が良いのではないだろうか」と意見を述べた。この他、16年2月に完了した浅岸橋上流の中州撤去によるサケの遡上や魚の生息域への影響など、さまざまな意見交換が行われた。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします