盛岡タイムス Web News 2017年  2月  15日 (水)

       

■  次の照準は世界 国体優勝 佐々木千鶴選手 インドで24日開幕 エア・ピストル 2度目のW杯 東京五輪出場の夢へ焦らずに


     
  ISSF・W杯ニューデリー大会に日本代表として出場する佐々木選手  
  ISSF・W杯ニューデリー大会に日本代表として出場する佐々木選手
 

 第71回国体(希望郷いわて国体)のライフル射撃競技成年女子10bエア・ピストル40発で優勝した佐々木千鶴選手(31)=盛岡西警察署巡査部長=が、24日から3月3日までインドのニューデリーで開催されるISSF(国際射撃連盟)ワールドカップ(W杯)ニューデリー大会に日本代表として出場する。佐々木選手は「上位を狙うのはもちろん、世界の選手の準備の仕方などを吸収しつつ、普段の射撃を発揮したい」と抱負を語った。

  普段は盛岡西署の地域課で勤務する佐々木選手。日本ライフル射撃協会の女子エア・ピストル部門ランキングで現在1位であり、W杯にも同種目で出場する。国際大会への出場は、昨年5月にドイツのミュンヘンで開催された前回のW杯以来2回目。

  エア・ピストル競技は空気圧の力で金属製の弾を発射するけん銃を用いて行う競技。女子の大会では、10b先の標的を目がけて制限時間50分以内に40発を放ち、得点を競う。佐々木選手は「1発だけ撃って10点を当てるのはさほど難しくない。難しいのは、50分間で最初の1発目と最後の40発目を同じ気持ちで撃つこと。自分の射撃スタイルを見つけるのが難しさであり、面白さ」と競技を語る。

  父で県警のけん銃特別訓練員だった正広さん(現同部監督)の影響で、幼いころから射撃が身近にあった。「(特別訓練部の)選手たちと家族ぐるみで付き合いがあり、先輩と接する中で大きくなったらこういうこと(射撃)をするんだろうな、なりたいなと思っていた」と振り返る。

  その後、県警入りし、希望郷いわて国体に出場する女子選手の育成を目的とした選考会を経て、2011年6月に県警のけん銃特別訓練部入り。本格的に競技に取り組み、競技技術を向上させた。

  「多くの人に直接応援してもらった国体で優勝し、自分に自信が持てた。自分がまだ成長できると実感した」と、さらなる成長を誓う。

  20年の東京五輪も視野に入る。「今は出場が夢で、メダルはかすかに見える程度。それでも、今後3年の間にメダルが取れるということが見えてくると思う。焦らず頑張りたい」と話した。


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