盛岡タイムス Web News 2017年  3月  8日 (水)

       

■  ユートランド姫神 活動的にリニューアル 盛岡市下田 山小屋風ゲストハウスなど 交流人口拡大へ機能強化


 盛岡市は誘客促進や都市部などとの交流、地域農業の6次産業化の拠点としての機能を拡充するため、2017年度に同市下田生出の総合交流ターミナル(ユートランド姫神)の大規模改修を実施する。若年層からの要望が多いバーベキューなどの野外活動の場、登山客の利用を見込んだ山小屋風ゲストハウス、スポーツ合宿に対応したランドリー室や研修室などを整備し、交流人口拡大を図る。17年秋に工事発注、18年1月末から本格的な工事に着手し、18年3月のリニューアルオープンを予定。工事期間中は最長2カ月間休業する。

  ユートランド姫神は、1998年に開館。開館当初の98年度は34万8千人だった利用客は2015年度には19万9千人と減少。利用客の増加に向けて、今回の大規模改修で設備を充実するほか、17年度から同施設に導入予定の地域おこし協力隊と協力しながら交流体験プログラムの充実などにも取り組む。

  2階宿泊棟の改修では、和室4室を山小屋風ゲストハウスに改修するほか、ゲストハウス隣接の和室2室を山小屋風交流ホールに改装する。洋室3室および特別洋室1室は、研修室兼宿泊部屋に改修し、和室2室を洋室へ模様替えする。スポーツなどの合宿に必須のランドリー室へ特別洋室の一部を改修する。これにより、宿泊定員は従来の18室80人から13室60人程度に減少する見込み。

  クアハウスの改修では、女性や若者の利用を促進するため浴室内が明るい雰囲気になるよう浴槽や浴場の模様替えを行うほか、転倒防止のため浴場の床部材を改修し、利用者の安全性を向上する。眺望ラウンジの改修も併せて実施予定。

  これまで宴会場などに活用していた1階交流ホールは、郷土食コーナーとの仕切りを取り払い、農家カフェ・レストランとする。現在、産直コーナー前の通路などに置いている花卉類の販売スペースを拡充するため中庭にガラス壁面へ屋根をかけたテラスルームを新たに整備。既存駐車場に隣接した場所に屋外交流サイトを新設し、6カ所のバーベキューサイトや炊事場を整備する。施設内の全てのトイレを洋式化し、温水機能付き洗浄便座にするほか、空調設備の更新および新設、外壁の改装なども行う。

  総事業費1億568万円で、国の地方創生拠点整備交付金、市債、市の一般財源を充てる。市は16年度補正予算として開会中の市議会3月定例会へ提案予定。

  今野孝一玉山総合事務所長は「玉山地域のシンボル施設なので、改修によりもう少し輝かせたい。ユートランド姫神だけでなく、そこから新たな交流が生まれ、農産物の活用策の創出など地域への波及効果にも期待する。生出地域には豊富なわき水もあり、風光明媚(めいび)でもあり、そうした地域の資源を結びつけるターミナルになれば」と期待した。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします