盛岡タイムス Web News   2017年  7月  17日 (月)

       

■  〈幸遊記〉340 照井顕 盛岡大通ビッグ・ストリート・ジャズ


 宮澤賢治の親友・藤原嘉藤治が開墾した土地、紫波の全景が見晴らせる東根山麓の天然舞台。(現・紫波ビューガーデン)で、地元の人たちと一緒に僕らが立ち上げた実行委員会が主催の「いわて・あづまね山麓オータムジャズ祭・イン・紫波ビューガーデン」の第1回開催が2007年9月16日(これは昨年の2016年まで10回続けられた)。

  片や盛岡では、同年博報堂が企画した「いしがきミュージックフェスティバル」がロックのライブハウス・クラブチェンジ(2002年12月開店)の黒沼亮介さん主導の下に始動。実行委員会長は盛岡市長の谷藤裕明氏。「城下町に音楽があふれ出す!」のキャッチコピーよろしく、盛岡城跡公園(岩手公園)を中心に10ステージ100組ほどの出演で年々盛り上がっているが、資金繰りが大変な様子で、インターネットを使った資金調達法クラウドファンディングを活用し募金を募り、市も資金援助している様子。その点、最初から10回と決めて開催し、入場料と地元企業カンパのみで運営し、官には一切頼らないでやり遂げたあづまね山麓・オータムジャズ祭の実行委員長・瀬川勳氏の実践力は真の意味で尊敬に値する。

  音楽は聴く人がいて、はじめて演奏する人が成り立つものなのだが、今の時代は聴く人よりも演奏する人の方が多く、しかも、自分が演奏すること以外に他の人の音楽に耳を貸したがらないアマチュア。昔のプロは聴く人を神様と言ったものだが、今は耳よりもスマートフォンな目の時代、昔ながらのレコード、CD、オーディオ、コンサートチケットを販売していた老舗・大通佐々木電気が閉まった時のショックから、人ごとでは済まない!と始めたのが2010年4月からの「盛岡大通・ビッグ・ストリート・ジャズ・ライブ・フェスティバル」。盛岡大通商店街協同組合と開運橋のジョニーが共同主催する全員完全ボランティアのこのフェスは7月(2017年)第28回を数え、12時から17時まで6グループ42人が出演!夏の暑さを吹き飛ばした。

  その帰り道、大通の新聞店前に貼り出されていた「うちまるジャズフェスティバルin盛岡」に目が留まった。県公会堂と内丸緑地公園で7月22日に行われるもので、たくさんの協賛企業、県や市の後援による鳴り物入りポスターを拝見しながらさまざまなことを考えさせられた僕でした。熱い暑い!
(カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


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