盛岡タイムス Web News   2017年  7月  20日 (木)

       

■  第122回芥川賞 本県初は沼田真佑さん(盛岡市) 候補4作から「影裏」 震災に生命と性見つめ


     
  沼田真佑さん  
 
沼田真佑さん
 

 第157回芥川賞の選考会が19日、東京都内で行われ、盛岡市の作家の沼田真佑さん(38)の「影裏」が選ばれた。本県からの芥川賞は初めて。沼田さんは小樽市生まれ、福岡市の西南学院大卒後、塾講師をしながら作家を目指し、現在は盛岡市で執筆している。「影裏」は今年の第122回文學界新人賞を受賞した。沼田さんの芥川賞受賞で、岩手の文学史に新たなページが開いた。

  今回の芥川賞には今村夏子「星の子」、温又柔「真ん中の子どもたち」、古川真人「四時過ぎの船」と沼田さんの4作がノミネートされ、日本文学振興会が直木賞と共に選考した。

  「影裏」は盛岡市を舞台にした作品で、性的マイノリティーや東日本大震災をテーマにしながら、岩手の風土と現代人の孤独、父と子の確執などを物語った。

  本県からは過去に川村公人、池山廣、内海隆一郎、有為エンジェル、佐藤亜有子の5人が芥川賞にノミネートされているが、受賞者はいなかった。
 


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