盛岡タイムス Web News   2017年  8月  19日 (土)

       

■ 短歌甲子園が開幕 啄木の里に集いし精鋭21校 青春の感性輝く3日間


     
  短歌甲子園2017開会式、団体戦1次リーグ組み合わせ抽選の様子  
  短歌甲子園2017開会式、団体戦1次リーグ組み合わせ抽選の様子
 

 第12回全国高校生短歌大会「短歌甲子園2017」(同実行委主催)が18日、盛岡市で開幕した。盛岡市渋民の姫神ホールで開会式が行われ、北は北海道、南は福岡県から出場11道県21チームの選手たちが集結。団体戦1次リーグの組み合わせ抽選などがあった。総勢71人の選手たちは、20日までの日程で、三十一文字に思いを詠む熱い戦いを繰り広げる。

  短歌甲子園は2006年、石川啄木生誕の地を全国に発信しようと始まった。盛岡市渋民出身の歌人・石川啄木を顕彰し、啄木にふさわしく若い世代の短歌づくりを振興することを目指す。近年は、過去に選手として大会に出場したOB、OGたちもボランティアとして大会運営を支えている。

  今年は予選に41校56チームが参加。昨年まで予選通過は36を規定としていたが、今年は競技にかける時間を延ばしレベル向上を図ろうと、21チームに絞られた。本県からの出場は盛岡四(8年連続11回目)と久慈東(初出場)の2チーム。

  19日は会場を同市松尾町の盛岡劇場に移し、団体戦1次リーグの競技と個人戦参加者観客投票を行う。20日も盛岡劇場で、団体戦・個人戦決勝、閉会式・表彰式が行われる。いずれも一般観覧は自由で、入場無料。競技の審査は歌人の小島ゆかりさん(特別審査員)をはじめ、14人の審査員が担当する。

  開会式では、実行委副会長を務める盛岡市の佐藤光彦副市長が出場者らを歓迎し「この大会が現代の啄木、新進気鋭の若き歌人誕生の礎となれば。盛岡の風景、人、文化に触れながら、友情が育まれることを願います」とあいさつ。選手宣誓では、昨年の大会で優勝した福岡女学院(福岡)=4年連続4回目=の重冨泉さん(2年)が「大会を運営してくださる方々、応援してくださる方々に感謝し、全国の短歌を愛する友と友情を深め、試合では正々堂々と戦うことを誓います」と述べた。

  その後、選手たちは石川啄木記念館、渋民公園、盛岡城跡公園を巡る題詠ツアーに出発。石川啄木記念館では館内の展示の他、敷地内にある旧渋民尋常小学校の校舎や歌碑などを見学した。

  昨年準優勝の仙台市立仙台(宮城)=5年連続5回目=の大森美南さん(2年)は「盛岡には古い町並みが残っていて、懐かしいなと思うところがある。初出場のメンバーもいるので、素直さ、真っすぐさを出していきたい」と話す。

  盛岡四の荒屋敷幸作君(2年)は「先輩たちから続く連続出場というプレッシャーもあるが、それを背負って頑張りたい。啄木ゆかりの地で生まれ育った僕たちが実力を発揮し、優勝できたら」と意気込んだ。


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