盛岡タイムス Web News   2019年    2月   1日 (金)

       

■  読書いざなう肴町商店街 自由に本借りられます 来街者の増加へ 通りの休憩場所に本箱 4S会が設置


     
  本箱を設置する4S会の佐々木大さん、齊藤社長(左から)  
  本箱を設置する4S会の佐々木大さん、齊藤社長(左から)
 

 誰でも自由に本を借りられる本箱「hon・ba・co(ほんばこ)」が1日、盛岡市のホットライン肴町アーケード内に設置される。市肴町商店街青年部(4S会)が進めるベンチプロジェクトの一環。絵本や専門書、小説など、寄付されたあらゆるジャンルの本を順次置く。返却期間、貸出数の上限、貸出カードなどは設けず、その場でも、持ち帰って読んでもよい。1世帯当たりの書籍購入額が日本一の盛岡人を呼び込み、本の貸し・戻しで商店街への来街頻度を高め、活気につなげる。

  肴町ベンチプロジェクトは、木製のベンチとテーブルをアーケード内に置き、来街者の滞留を生み出す取り組み。2017年8月にスタートし、ベンチ約15台を5カ所に設置している。休憩場として親子連れや高齢者に利用されていることから、ここに本箱を置き、本の貸し出しから人の滞留と来街の頻度を上げようと考えた。

  hon・ba・coは「本」「場」「コミュニティー(共同体)」から名付け、県産スギで製作。カラーボックスほどの大きさで、1台に約50冊入る。第1弾の2台には、東山堂書店(肴町)など5者から寄付された約30冊を入れ、アーケード南側の元印刷会社店舗前に置く。大人向けと子ども向けとに分け、子ども向けは1月31日に設置を済ませた。

  ベンチを置いているアーケード5カ所に順次設置する計画。24時間常設して好きな時に利用できるようにし、本箱近くに感想ノートを置いて利用者同士のコミュニケーションを促す。「寄付品しか置かないため、返却時に自宅で不要になった本を一緒に置いてもらえるとありがたい」と呼び掛けている。

  本箱製作は、家庭生活品販売ホームセンター(同市肴町)2階のDIYスペース「KITENE(きてね)」で手掛けた。

  ベンチプロジェクトリーダーの齊藤健吾ホームセンター社長(35)は「木の温かみを感じながら、読書と交流を楽しんでもらいたい。この本棚で商店街の空きテナントへの新規出店を促し、10年後の明るく楽しい商店街につなげたい」と期待を込めていた。ゆくゆくはオセロ盤や将棋盤、ボードゲームなども置く計画でいる。


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