盛岡タイムス Web News   2019年    2月  17日 (日)

       

■ 築120年が撮影スタジオに 肴町の十三日に新しい機能 レンタル用「nido」 春オープンに先駆け見学、撮影会 古い倉庫をリノベ

     
  撮影会の準備をする伊藤隆宗さんとオーナーの伊藤治郎さん(左から)  
  撮影会の準備をする伊藤隆宗さんとオーナーの伊藤治郎さん(左から)
 


  盛岡市肴町の十三日(とみか)にこの春、レンタル撮影スタジオnido(ニード)がオープンする。オーナーでカメラマンの伊藤治郎さん(33)が、自らの手でガレージ奥のスペースを撮影スタジオに改装した。「何とか形になった。スタジオを作るというプロセスから楽しめた」と笑顔を見せる。

 県味噌醤油工業協同組合の建物を改装し、現在はレストランやギャラリー、レンタルオフィスなどが入居している十三日。nidoは建物の中でも、みそやしょうゆを保管していた倉庫を改装した。築120年ともいわれる建物の空気感はそのままに、撮影に必要な広さ、高さを確保した。据え置きの大型冷蔵庫は、機材置き場などとして活用している。

  改装を始めたのは2018年の秋ころ。梁(はり)や柱など残せるものは残し、壁と床を張ってスタジオとした。スタジオで撮影をする以外にも、鉈屋町かいわいや中津川、盛岡城跡公園といった市内の撮影スポットへのアクセスも良く、撮影拠点としての活用など、さらなる展開も期待される。

     
  nidoで行われた撮影会。建物の歴史を感じさせる梁などはそのまま生かされている  
  nidoで行われた撮影会。建物の歴史を感じさせる梁などはそのまま生かされている  

  16日はオープンに先駆け、スタジオの見学会と同市のカメラマン伊藤隆宗さん(38)による撮影会を実施。参加した同市の高桑涼さん(34)、妻の香澄さん(31)、娘の悠(はる)ちゃん(0)の家族は、スタジオの雰囲気を楽しみながら、笑顔で家族写真の撮影に臨んだ。涼さんは「一般のスタジオと違ってすてきな雰囲気。子どもも最初は緊張していたが、楽しく撮影できたようだ」と感想を語った。

  伊藤隆宗さんは「広さ、高さが十分で、自由度が高い」と実際に使用しての感触を語る。「盛岡にこういうスペースは少ない。フリーカメラマンやアマチュアカメラマンは増えてきたが、スタジオを持っている人は少ない。借りることのできるスタジオもほぼない状態なので、カメラマンからしたら待望の場所」とオープンを歓迎した。

  使用料金などは今後検討する。「まずは場を用意した。撮影だけでなく、イベントなど好き勝手に活用してくれたら」と伊藤治郎さんは語った。


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