盛岡タイムス Web News   2019年  8月  12日 (月)

       

■  お店の人から学ぼう もりゼミキッズ KAN薬舗でカラダ探偵に


     
  舌から身体の状態を診る方法を教えた講座  
 
舌から身体の状態を診る方法を教えた講座
 

 盛岡市内の専門店が開くミニ講座「もりおか街なかゼミナール(通称もりゼミ)」の小学生版「もりゼミキッズ」が7、8月、市内25店舗で開かれている。8月9日時点で480人が受講した。初参加10店舗のうち、昨年、創業100年を迎えた同市大館町の漢方専門店、KAN薬舗(菅一史社長)は、舌の状態から身体の不調を探る「キミもカラダ探偵!舌から不調の犯人を捜せ」を8月7、10日に開催。市内の親子7組14人が参加し、病(やまい)を未然に防ぎ、根本治癒を促す東洋医学(中医学)の考え方などを学んだ。

  KAN薬舗は、1918年に現在の二戸市浄法寺町で薬局として創業。盛岡に移り、10年前に漢方専門店になった。食事や生活習慣から症状を改善し、未病を治す中医学の基本的な考え方を、子どもたちに広めようと講座を初めて開いた。

  まず、同じ病気でも人によって不調の出方や現れる箇所が異なることを説明し、原因を探る四つの診断法「四診(ししん)」の望(ぼう)・聞(ぶん)・問(もん)・切(せつ)を紹介。チェック表で体質タイプを判断した後、望診の一つで「内臓の鏡」と言われる舌診に参加者が挑戦した。舌の色や大きさ、形、舌苔(ぜったい、舌の上の白いコケ状のもの)、舌裏の静脈などを一人ずつ確認し、身体に表れている不調とその原因、改善するための食事、生活習慣について漢方相談員の菅のり子さん(38)から教わった。

  上田小5年の小野由華子さん(10)は「舌だけで身体の弱点が分かることに驚いた。指摘された通り、冷たいものを飲み過ぎている自覚はあるので、気をつけようと思った」と感想を話し、父親の久雄さん(52)は「健康診断で要検査とならなければ良いと思っていたが、普段の食事や睡眠で病気にならない身体を作ることが大切と学んだ。とてもためになった」と東洋医学に関心を寄せていた。

  菅のり子さんは「漢方は即効性がないと思われがちだが、その人の状態にぴったり当てはまるものを飲めば、すぐに効能が表れる。だから店でのカウンセリングが大切」と説明し「良好な生活習慣が基本だが、毎日きちんと継続するのが難しい場合に、補助的に漢方を使うと心身が整いやすくなる」と話した。

  もりゼミは、専門店ならではの知識や技術を教え、店ファンを増やす取り組み。キッズ版は2016年から開始し、小学生の夏休み期間に開いている。
 


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